タイムリミット ページ7
…と、運良く人間に生まれ変わったものの、まだ前世の想い人とは会えていないのだから、そりゃあ落ち込みたくもなるさ。
「でもさ、見つけたとして、どうするの?名前すら知らないんでしょ?」
「この時代にいるかどうかも、人間すらも分からんしなぁ……まぁ、俺は主が男であっても見つけるし、惚れる自信はあるが」
「そのうち、いきなり蛙に恋したとでも言わないでね……」
「さぁな……」
俺はうまく笑えなかった。燭台切は何も言わずに、今日のタスクに手をつける。
刀であった時と違って、人は寿命が限られる。
俺ももう25だ。人生80年として、もうすぐ3分の1を迎えようとしている。
「(焦るなぁ………)」
今日も今日とて、仕事の帰り道、東京の街をのんびりと歩きながら、きみを探す。
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萌菜(プロフ) - 凪花さん» ありがとうございます(^-^)遅れてしまい本当にすみません>_< (2018年2月24日 18時) (レス) id: dc0cd12c91 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続きが気になります!頑張って下さい!応援してます! (2018年2月2日 16時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:萌菜 | 作成日時:2017年12月8日 11時