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「こんなに静かな道路初めて」
「いつもわいわいやってんもんなぁ」
俺が聴いてると思われると恥ずかしい
Aがお気に入りの女性の歌が車内で流れる
「この子の名前どうしようか」
「女の子やろ？
じゃあ〜、桜とか愛とか入ってる名前めっちゃ可愛くない？」
「桜はこの子冬生まれだから季節外れになっちゃうよ」
「じゃあ愛？」
「ふわふわした名前いいと思う」
「無視か…」
趣味が合わない俺とA
俺はシンプルなものが好きだけど
Aは服は結構大人っぽいものだけど
小物とかは女の子らしいものが大好き
「でも、名前の雰囲気よりも意味が重要だよね
ふわふわした名前付けてその名前の意味は？
って聞かれた時 意味はないです とか可哀想だもん」
「せやなぁ」
あっという間に着いた海岸
「めっちゃ綺麗やな」
「ねえ〜」
しばらく世間話をして
また家へと向かった
「紫耀くん、ありがとうね」
「どういたしまして
疲れ吹っ飛んだやろ？」
「超吹っ飛んだ！」
「それなら良かったわ」
「もう随分遅くなっちゃったね」
「寝てもええで」
「私そこまで子供じゃないよ！」
信号待ちしていると
キキーッという大きな音がした
大型トラックが道路上の氷で滑ってスピンした
早いスピードで近づいて
俺たちが乗ってる車に当たった
車はそのまま電柱にぶつかって
全てがスローモーションに見える中で
ゆっくりと意識を手放した
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はなばあ(プロフ) - #廉花さん» コメントありがとうございます（ ; ; ）キミのワナのほうにもね…ほんっっっっとうに励みになります（ ; ; ）みなさんの印象に残る作品になれるようにたくさん頑張りますので、これからも作品作者共々よろしくお願いします（ ; ; ） (2016年12月24日 10時) (
レス) id: 14629b0208 (このIDを非表示/違反報告)
#廉花 - すごい印象に残る話ですね!こちらの作品も更新頑張ってください!! (2016年12月17日 10時) (レス) id: 4c46e980c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなばあ | 作成日時：2016年12月8日 23時
