06 ページ14
「紫耀くん！おはよー」
「おはよ
ちょっと早いクリスマスプレゼントな？」
「チェキだ！」
「せやで〜」
ありがとう！って満面の笑みで受け取って箱からそれを取り出した
「時代は進化してるね〜」
っておっさんみたいなこと言って俺を撮り始める
撮るとフィルムが出てくるたびに感嘆の声
「写真撮って何するん？」
「病院の先生にね
これからいろんなこと思い出せなくなる
って言われたの
この間お見舞いに来てくれた知らない人たちも
もしかしたら大切な人たちだったのかもって。
せめて身の回りのことだけは覚えてたいから
何でもかんでも写真撮るの！」
“見て！”って言われて出してきたものは
病院の先生がくれたというノート
これに、写真に撮った人の情報をメモするんだろう。
性格上、誰にも心配されたくないA
いつも強がって弱音なんか吐かないから余計に心配になる
さっそく撮った写真をノートに貼り付けて“平野紫耀くん、わたしの旦那さん、1番大切な人”
と書いて見せつけてきた
ただ、俺の誕生日は
記憶から消し去られたみたいで
嫌でも現実に引き戻された
それでもいつものように
「ごめんね〜」とお茶目っぽく振り舞う
俺も強く、生きよう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はなばあ(プロフ) - #廉花さん» コメントありがとうございます（ ; ; ）キミのワナのほうにもね…ほんっっっっとうに励みになります（ ; ; ）みなさんの印象に残る作品になれるようにたくさん頑張りますので、これからも作品作者共々よろしくお願いします（ ; ; ） (2016年12月24日 10時) (
レス) id: 14629b0208 (このIDを非表示/違反報告)
#廉花 - すごい印象に残る話ですね!こちらの作品も更新頑張ってください!! (2016年12月17日 10時) (レス) id: 4c46e980c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなばあ | 作成日時：2016年12月8日 23時
