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平野さんは2、3週周期で髪を切りに来るけど
来ないまま何週間も過ぎていて気づけば最後に来た日から3ヶ月経っていた
やっぱり、大空翔くんが泣いたのはわたしが何かしてしまったんじゃないかと不安ばかりが募った
近くのスーパーに買い物に行くとき平野さんの家を通らないと行けないからチラッと見てしまうんだけど
いつもカーテンすら空いてない
生活感がない家になっていた
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それはあまりにも唐突だった
いつものように買い物に行くだけだったのに
平野さんの家を一瞬見るだけだったのに
その家の窓には張り紙が貼ってあった
それは空室を知らせ、住人を募集する張り紙だった
でも、あまり驚かない自分がいた
平野さんが店に来ない事も慣れてきた
引っ越すなら、生活感がなくなっていくのも当たり前だった
でも切なくて
一言くらい教えてくれてもよかったんじゃないのとか
友人どころか
ただの店員と客の関係なのにそんな感情まで溢れてきた自分が鬱陶しく感じた
平野さんが引っ越したことを知って
泣く事が多くなった
店を開けない日も何日かあった
それがどうしてなのか
いまいち自分でも分からなかった
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（；_；） - オリジナルフラグ対象作品ではないため、オリジナルフラグをお外しください。 (2016年10月25日 21時) (
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作者名：まる | 作成日時：2016年10月17日 23時
