愛しています 2 (ページ13)

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「ゔん！？？」

イケメンがひとーり
ふたーり、、、

「じゃあ店の前に立ってー」

斜め向かいのオシャレな雑貨やさんのドア付近の集団

ろくにんいる

ガタンッ

「ちょ、なに」

いきなりわたしが立って傾いた椅子を直した李花(りか)

口パクパクしてその集団を指差す

「あ、すごい
結構前にデビューしたなんだっけ…

ジャニーズでしょ」

「は！？ジャニーズってなに？」

「ジャニーズ知らないのやばくない？」

なんとか落ち着きを取り戻して椅子に座る

「ジャニーズってなんかのグループ？」

「事務所」

「はっ！？イミワカンナイ！」

「いやいや落ち着いて？」

盗み見するとスマイル
六つのスマイル

「ジャニーズっていう事務所がぁ、いろんなグループ結成させて売り出してんの」

「怖い世の中ね！」

「お前誰だよ笑」

「高村Aです…」

「待って放心状態じゃん」

「平野さんいる平野さんが、ああああああああああああああ」

「平野さんって大空翔くんのパパ？」

言葉が出なくてコクコクと頷く

「うわあお
どの人かわからない…」

「はぁ」

「誰か教えて誰？誰？」

「はぁあ」

「もう検索するわ」

平野さん、芸能人だったの？

あのスマイルいつものスマイル…

ふと見るとモニターで確認している集団

そして、店の中へ入っていった

「平野さんってこの人か
でもわたしはこの人かな」

「なんか、サルっぽい…」

「でもなんか男らしい」

「まあ、常連さんがどんな仕事やっててもAには関係ないんじゃない？」

「あは、そうだよね、うん
ありがと楽になった」

「大空翔くんの世話ちゃんとやってるといいんだけどね
アイドルって裏表激しいよね」

「そうなの？なにそれ？偏見？偏見？」

「うん、偏見」

「よかった」

「小さい男の子いたけど」

「え゛」

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