愛しています

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紫耀へ



ずっと一緒にいられなくてごめんなさい



ある日先生に言われました



｢これから脳が麻痺して体が動かせなくなる｣



って。



だから早めにこの手紙を書いておきました



この時期に死ぬ事は考えたくないけど



ちゃんと向き合わないとね!



仕事、家事、育児、お疲れ様



大空翔は物心ついてきた頃かな



もっと大変になるかもしれないから頑張ってね



後悔ばっかりだよ



ほんまにこの道で良かったんかなって



何回も思った



でも紫耀に会うたび



「この人にならちゃんと任せられる」



って思ったよ



出会えば保育園の頃からだね



私はあまり行けてなかったし



行ったって友達はいないし



休み時間は遊んじゃダメって言われて



ふてくされてた私に



虫とか砂とか石とかいろんなの持ってきてくれたよね



すっごい嬉しかったよ



小学校、中学校入っても紫耀はいなくて



ショックだった



でも高校に入ったら紫耀がいた



びっくりしたよ 笑



そこから付き合って



魔法みたいに病気にかかりにかくなったの



ほんとに大好き



いつまでたっても紫耀のこと忘れないよ



忘れられないよ








まだ少し信じられない気持ちもあると思うけど



紫耀のことちゃんと理解してくれて



大空翔のこと愛してくれる人見つけてね



その人のことちゃんと愛してね



これが最後のお願いです





今までほんまにありがとう



絶対絶対忘れません



ずーっと愛してます





平野Aより





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