Girl 51 ページ3
廉side
「なぁー大吾、班いっしょんなろーや。」
『は。俺、彼女いないんやけど？』
…ん？
叶「廉くん！一緒になってもらってもいい…？」
あ、やべ…完全に忘れとったわ。
「もちろん。大吾も適当に誰か探してや。」
『はぁ？』
叶「あっ、じゃあ私の友達でも大丈夫かな…？」
おぉ、それは助かる。
それから叶愛の友達と話して今は自由時間。
『なぁ廉さん。なんも考えてへんの？』
「なにをやねん。」
『…紫耀に会いたいとか、思わへんの。』
紫耀に会いたい？
そんなん今更やん。
だいたい会ったところで何になる。
「思わへんけど。」
はぁ と隣から聞こえてくる溜息。
俺には大吾の考えてる事がわからへん。
『やっぱ廉、変わったやんな。』
変わった？俺が？
『俺の好きな優しい廉、おらんくなってもうた。』
優しい俺…か。
そんなのはもう疲れたんや。
「優しいだけが俺とちゃうねん。」
『でも、Aちゃんは会いたいと思うで。』
「クラスちゃうし俺には関係ないわ。
それに今は…」
『壁を作ってるのは廉やろ？』
俺が壁を作ってる…？
「なに言うてんねん、大吾。」
『だってそうやろ。
今の廉は彼女がいる事を言い訳にしてAちゃん
と距離を置こうとしてるだけや。』
「…大吾には俺の気持ちなんかわからへん。」
あぁ、言ってしまった。
こんな事、大吾には絶対 言ったらあかんのに。
『あぁ、分からへんよ。』
「っ…」
『廉のやってる事は全部ただの自己満や。』
大吾の言葉と同時にチャイムが鳴った。
大丈夫、いつものように接すればすぐに元に戻れる。
でも問題は＿＿＿＿＿＿＿
.
「あのっ、廉…いますか？」
こっちだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
次回更新→評価 9.6
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 254人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「永瀬廉」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぶぶ(プロフ) - 何年も前の作品ですが、めちゃぬちゃ面白かったので完結まで行って欲しかったです。続きが気になります。いつか続きが出ますように！！ (4月28日 2時) (
レス) @page14 id: ce199e1f97 (このIDを非表示/違反報告)
みかん - 感動しました(>_<)続き楽しみにしてます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: aefb19cfc4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずき - 更新楽しみにしてます (2017年12月9日 4時) (レス) id: 8ce84b8b4a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちみいる | 作成日時：2017年10月8日 0時
