【文スト×暗殺教室】これは仕事

36話 嫉妬 ページ41

A「保健室だよね……」

(渚)「いたた……」

A「本当にごめんなさい」

(渚)「大丈夫、だよ」

(カルマ)「俺が保健室連れていくよ」

A「ごめんなさい……」

カルマさんと潮田さんが教室から出た瞬間

(太宰)「何してるの？」

A「……」

A「すみません」

深く深呼吸をしてから改めて謝罪

(太宰)「あの子、凄いね」

(太宰)「素質があるよ、Aちゃん、教えてあげたら？課外授業みたいにさ」

A「厭です」

A「冗談でも洒落にならないです」

(太宰)「ふふっ」

あの時と同じ目をしている……半分冗談で半分本気なのだろうか

ﾋｭｩ…

ゆっくりと風が吹く

今は何も心地よくない、生暖かい不快になる風だ

(磯貝)「おっ、早いな、おはよう」

A「……」

ｸﾙｯ

A「おはよう！」ﾆｺｯ

嫌でも嘘を重ねる

これは仕事だから

…………

(カオリ)「中島カオリです。よろしくお願いします」

A「転校生とか聞いてないよ……？」

(前原)「俺も知らん……！」

(岡島)「美人……ぐへへ……」

この人は冷たい視線を浴びながらでも云うのか……

(敦)「僕と同じ苗字……ということは僕の後ろ……？」

(カオリ)「よろしくね」ﾆｺｯ

(敦)「よ、よろしくお願いします！」

A「……」

羨ましいっ！

…………

A「仲善くしてる……」

(カエデ)「嫉妬〜？」

A「うん、嫉妬」泣

ｶﾞﾗｯ

(渚)「大分善くなった……」

A「潮田さん！」

ﾊﾞｯ

A「大丈夫？ごめんね、僕が強く蹴っちゃって……ギリギリで気づいちゃって少し力弱めることしか出来なくて……本当にごめんなさい……」

(渚)「大丈夫だよ」

優しく笑ってくれる

A「親居るのなら謝ろうかな……」

(渚)「いやいや、そこまでは！」

(カルマ)「一寸やそっとじゃ動じないんじゃなかったの？」

A「一寸やそっとの事じゃないでしょう！之は……」

(渚)「いいよ、善くなったし」

A「気をつけるよ……」

(太宰)「さあ！座り給え！」

(カルマ)「あ、次、包帯先生の授業だよ」

A「あー……ヤダ」

(太宰)「Aちゃん、帰ったら羊羹あげなーい」

A「ぐっ……」

(太宰)「はい、座る座る〜」

(敦)「あ、授業だって」

(カオリ)「そうだね」

ゴンッ！！

A「うらやましぃぃ……」

(前原)「凄い音したぞ……！？」

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……To be continued

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