【文スト×暗殺教室】これは仕事

31話 真実？偽り？ ページ35

A「……殺し屋が……？」

(太宰)『最近急上昇してね、あのタコみたいな超生物のせいだと思っていたんだけど……』

A「違うんですか？」

(太宰)『うん……一寸妙でね、前もそうだったじゃない？E組に来たあの殺し屋……』

A「そうですね……僕の周りを狙っていました」

(国木田)『おい！太宰！何時まで喋っているのだ！』

(太宰)『あっ！一寸！Aちゃん！詳しいことは後で話すから探偵社に来てー！』

ﾌﾞﾁｯ! ﾂｰｯﾂｰｯ……

A「ふむ……」

(茜)「お仕事？」

(蒼)「仕事？」

A「うん、ごめんね、また今度！」

(カルマ)「俺も行ってみようかな〜」

(渚)「ええ！？ダメだよカルマ君」

A「あ！今度、服返すからー！」

(茜)「いい！あげるわ！」

A「ええ！？」

(蒼)「姉さんより似合ってる」

(茜)「何ですって？」

A「あ、有難う！」

(カルマ)「こっそりついて行ってみようよ」

(渚)「ええ……？」

…………

ﾀｯﾀｯﾀｯ…

(芥川)「羅生門」

ｽﾞﾄﾞﾝｯ!

A「うわっ！！な、何だ！？」

(芥川)「妖狐、任務を放棄し何をしている」

A「休むって云ったよ！？」

A「任務外……会ったということは本気で殺す気で来たな？」

(芥川)「笑止、判りきった事を今更聞くか」

A「念の為さ」

(カルマ)「俺達不味いかな……」ﾎﾞｿｯ

(渚)「不味いと思う……」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

A「……」

(芥川)「ゴホッ」

咳を合図に羅生門が二人を襲う

A「っ……！！」

(カルマ･渚)「……！」

Aの腹を貫通し思い切り引き抜かれる

ﾄﾞｻｯ

A「ふ……二人共、逃げろ」

(渚)「新美さん！！」

(カルマ)「っ……渚君！」

(渚)「でも……」

A「渚！！」

怒鳴り声を上げると腹に力が入り、流血が酷くなる

(芥川)「其の喉、潰してやろう」

(渚)「っ……」

涙を浮かべたまま走り去って行く

A「其れは……本心？」

A「僕……を、助けたのは仕事……だから？」

(芥川)「……」

(芥川)「嗚呼」

A「痛いなぁ……」

軽く笑う前に羅生門が首を折る勢いで絞める


痛い


殺される


こんな終わり方


復讐もしていない


終われるはずがない


『お前は出来損ない』


殺ってやるヤッテヤルサ


(芥川)「！」

大きな咆哮が探偵社まで届く

(国木田)「何だ……？」

(太宰)「……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

……To be continued

32話 意外な言葉→←30話 似合わない服……

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す