嫌いの裏返しは好き？ {しゅがあさんリク} ページ43
ヒュニンside
今日は一日中、ジュハの様子がおかしかった。
｢ジュハやー、ヒョンをあっためてくれー｣
そう言って安定にジュハにひっつくヨンジュニヒョンを今日はジュハが拒んだのだ。いつもなら嫌だと言いながらもすごく楽しそうにしていたのに。
｢ほんっとにやめてください。そろそろウザイです｣
真顔で突き放すようにそう言うジュハ。あまりにも真剣そうに言うからヨンジュニヒョンは衝撃で身を固めた。周りにいる俺らも唖然とする。
｢じゅ、ジュハ…？｣
｢はぁ、まじで最悪…セット崩れたし…｣
控え室の空気がぎちっと固くなり、俺もヒョンたちもみんな凍りついた。幸い、スタッフさんは席を外していたが、ジュハはスタッフさんには優しく、俺らには今のようにすごく厳しい態度を取っていた。
｢おい、ジュハ…｣
いつもはジュハにすごく甘いスビニヒョンも流石にそのジュハの態度に見兼ねて、厳しい口調で注意を促そうとする。しかし、ジュハは
｢ジュハ、そんな言い方じゃダメでしょ？ヨンジュニヒョンも歳上なんだから｣
｢ちょ、スビナ…｣
｢だからなんですか？別に俺はスビニヒョンやヨンジュニヒョンのこと舐めてるわけじゃないから｣
優しく怒るスビニヒョンを突き放すようにそう吐き捨てると、荒々しく扉を開けて、部屋から出ていってしまった。
『俺…ジュハを呼び戻してきましょうか？』
｢だったら俺も行く。ジュハを怒らせたのは元はと言えば俺のせいだし…｣
｢ヨンジュニヒョンもヒュニンもいかなくていい。行ったらスタッフさん達が余計に俺らを心配するだけだよ。静かに待とう｣
俺らの会話はそこで途切れてしまった。誰かがこの空気を話そうと口を開けるも、みんな空気を食べるだけで口から出かかった言葉達が体の中に吸い込まれていく。
ジュハがこんな態度を取ることは滅多にないのに。
ジュハが出ていった扉を眺めては時計を気にして、ジュハの帰りを待った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿
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あれからジュハはちゃんと戻ってきて、しかし俺らと会話を交わそうとしない。冷たい表情と目線で近づくなと心に訴えかけるだけ。俺らもジュハには近づかなかった。否、近づけなかった。
いつもの可愛らしい笑顔はカメラにだけ向ける。
俺らの異変に気がついたマネージャーさんやスタッフさん達も何度か声を掛けてくれるが、ヨンジュニヒョンから大事にして欲しくないとの願いでただ首を横に振るばかりだった。
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さ(プロフ) - ネオカル登場嬉しいです（ ; ; ） (2022年3月14日 10時) (
レス) @page42 id: 6ed2f3dd28 (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバター(プロフ) - toriさん» ありがとうございます😭💗だんだんジュハの性格がツンデレからツンデレデレになってきててどうしようかと思っていたのですが、ご愛嬌ということで😂これからもジュハを宜しくお願いします！ (2022年2月14日 15時) (レス) id: 80bc605334 (このIDを非表示/違反報告)
tori(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく作品を拝見させていただいております！今回のヨンジュンさんとのお話本当可愛くてはじめてコメントさせていただきだきました🥺お忙しい中いつも素敵なお話をありがとうございます😭これからも楽しみにしております！ (2022年2月14日 13時) (レス) @page38 id: ccee17646a (このIDを非表示/違反報告)
ピーナッツバター(プロフ) - cookyさん» 貴重なご意見、ありがとうございます。Twitterのみでのパスワード公開となると見れない方がかなりいらっしゃるのではないかなと思い、踏みとどまっていましたが…やっぱりそうですよね…。鍵をかけることに重点を置きながら、再度検討しようと思います。 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 80bc605334 (このIDを非表示/違反報告)
cooky(プロフ) - 鍵をかけての更新に賛成です。取り締まりも厳しくなってきているので、この作品もそういった目につかないようにした方が良いと思います。一個人の意見として、お聞きいただけますと嬉しいです。更新楽しみにしております。 (2022年1月16日 18時) (レス) @page38 id: 55ebdcbd41 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピーナッツバター | 作成日時：2021年7月26日 18時
