焦 ページ12
.
あれから数日、俺はお店に行くのをやめた。
後々分かったのが、俺があの店に行っているのが一部のカラット達にバレたらしい。
俺が行く毎に彼が苦しんでいくのが辛くて、怖くてたまらない。
一度、店主にも言った。会って話がしたい、と。
然し、店主は静かに首を横に振った。
｢できる可能性は限りなく低いだろう｣
今は人から見られることに恐怖を覚え、家に篭ってしまったらしい。
お陰で常連は殆ど来なくなり、代わりに新規の女性客が増えたと溜息混じりに言った。
全て俺のせいだ。
俺がもう少し管理をしっかりしていれば。
店主に頭を下げて、店から出たきり、1度もあの店に足を踏み入れ無かった。
俺が行かなければAくんはまた彼処に来てくれるんじゃないかという望みを残して。
未だサセンに関しては怒りが残っているけど、ストーカーのような行為はもう治らないことだし、そんなことでいちいち気にしていたらもうキリがない。昔のことまで掘り出してしまう。
メンバーにはホシ以外言っていない。
ホシもそのAさんが女性だと思っているみたいで、休憩時間に進展を聞いてくる。
その度に俺は"仲良く話してるよ。告白はしないかな"と嘘をつく。
本当は話してなんかないし、想いだって言えるものなら言いたいよ。
それでも自分はアイドルだということを自覚して、生きていかなくちゃいけないんだ。
彼と俺はアイドルと一般人。
ある日出会ったただの友達。
俺が勝手に恋をしただけ。
たった2週間程度で恋に落ちるなんて、俺も単純な男だ。
早すぎる恋の始まりと終わりだった、なんて綺麗事並べて俺は彼から目を背けた。逃げた。
ごめん。Aくん。好きだよ。
━━━━━━━━━━━━━━━
やべぇ、爆発するくらいイチャイチャを書きたい…！
そのせいで展開バカ早いっすよね、すみません。
でも、これはまだ序の序の序なんです！！！
始まりの1歩ですらない。
次の展開から序章かな…？くらい。
気合い入れていくんでお付き合いお願いします…笑
そういえば、夢主君のプロフィール書いてませんでしたよね？
ざっくりでいきます。見た目はどうぞご想像に任せます。
〇チェ・A
〇24歳。96line。170cm。
これくらいです。
あとは全部自分の好きな受け主でお考え下さい！
じゃあまた序章でお会いしましょう！！
ずっと言ってなかったけど時系列的に考えると割と大事なことなので言っておきます。
彼らは2016年を生きてます。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 188人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ピーナッツバター | 作成日時：2021年8月2日 2時
