惚れ魔した！(名前)ちゃん！2！！【魔入間】 (ページ20)

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A【！！】

アイツは困惑の表情を浮かべていた。

入間｢よし、決めた。はい、失礼しますよ〜。｣

イルマはそう言ってそこら辺にあった樽や木箱をガブ子サンの前に積んでいった。

キリヲ｢ちょ、ちょぉ待って！！話聞いてなかったん？学校爆破するんよ？君の大事なもんは無くなる！跡形もなく！！！しかも君の作ったもんによって！！！！なんでこれだけのこと突きつけられて、なんで絶望せぇへんの！！？？｣

入間｢だって、絶望しても、いいことないじゃないですか！｣

イルマは笑顔で言った。

キリヲ｢！！｣

入間｢産まれてからたくさん修羅場を経験して、身に染みてるんです。絶望しても状況は変わらないし、お腹も膨れない。僕が動かないとダメなんです。｣

A【イルマ、、、、、、フッ、やるじゃねぇか。お前はずっと、キリヲの天敵だったんだな。】

入間｢僕は、今までずっと危険を避けてきた。でもこっちへきて、挑戦することを学びました。だから、先輩が悪でも逃げない！絶望もしない！！あなたの野望を、ブチ破ります！！！｣

A【ハハッ、よく言ったイルマ。】

キリヲ｢、、、ムリや、返し。その花火は、本祭開始の鐘とともに爆発する。今更ガブ子さんから離したところで、爆発は止められへん。この窓から中庭に投げ入れて、ここにもバリアはらな、僕も、入間くんも、Aさんも、、、死ぬよ。｣

イルマは後ろに下がった。

入間｢言ったでしょ。先輩。僕は絶望しない。先輩の期待には答えられません！！｣

入間｢僕は、皆が傷つくのも嫌だし、僕らの花火が使われるのも嫌だし、この花火が、ちゃんと見て貰えないのも嫌だ！だから、、、僕は全部拾いたい！！全部諦めない！！｣

キリヲ｢！？｣

A【ハハハハハッ！！！いいねぇ！！それじゃあ！！フィナーレと行こうじゃないか！！！】

A【俺の魔力、残ってるやつ全部くれてやらぁ！！！しっかり受け止めろよ！！イルマァ！！】

入間｢うん！！先輩！！そこどいてください！！！｣

A【そこどけオラァ！！！】

キリヲ｢ちょぉ待て！そっちは！！！｣

俺たちは窓を開けて空中へ飛び出した。

A【行くぞ！！！】

入間｢届け！！！リ・ベーラ！！！｣

光の龍は勢いよく上へと上がった。が、

バリアのせいで止まってしまった。

先輩は部屋からサリバン並みの魔力がないと破れないと叫んだ。

だけど、俺とイルマはニヤリと笑った。