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やめない
やめない
Aは何故僕の手を引くことをやめない？
見つかれば、僕もろともAも殺されるだろう。
* ＮＯside
雨上がりに、忌み子と罵られた少年少女が一人ずつ。
夕焼けに吸い込まれて消えていった。
だが、人々は見向きもしない。
日が暮れて、人が少年少女を追い、遊び疲れて捕まってしまう。
少年は言った。
「こんな世界、僕とA以外要らぬ」
知らない声が聞こえては少年少女は怯え、震えていた。
その声は、忌み子と罵っている人々の声だった。
また少女は抗い、少年の手を引くのだろうか。
fin.
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作者名：あると。 | 作成日時：2018年12月6日 22時
