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おまけ.3 ページ46

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「飛び降りを止めたぁ!?」


「そりゃまた非凡な話やな」


「2回やったんですけど…それをどっちも助けてくれて」



ね?と顔を見上げれば、潔くんは顔を赤くして頷く。それを見て選手たちは珍しそうに見て何人かは吹き出す。



「A、急に走り出したりして…あら、ブルーロックの皆さん?」


「おお!昨日の、見てましたよ!」



ブルーロックスの相手が一瞬で父にすり替わり、私達は少し離れて母の元へ向かう。

母は潔くんを見て優しい笑顔を見せた。



「初めまして、Aの母です。Aのことを助けてくれたのよね。本当にありがとう」


「いえ、そんな。手を取ってくれたのはAさんの方です」


「いいえ、あなたがいなかったら今この時はなかったかもしれない。本当に、感謝してもし足りないわ」



ありがとう、と頭を下げる母を前に潔くんは恐縮した様子で頭を上げて下さいと頼み込む。母はそっと私の頭を撫でて、次いで潔くんの顔を見上げた。



「A、いつもあなたの話ばかりするのよ。大好きなんだから」


「お母さん、恥ずかしいって」


「あら。本当のことでしょう?」


「ははっ、嬉しいです」



2人を軽く睨んで赤くなっているだろう顔を俯ける。そんな私の頭をまた撫でて、母は笑う。



「サッカー、見てました。すごかったわ」


「応援ありがとうございました。少しでも熱くなって貰えてたら嬉しいです」


「潔選手、ぜひ握手をお願いしても?」


「えっ、あ、はいっ」


「ちょっとお父さん」



自己紹介が先でしょうと服を引っ張れば、すみませんと笑いながら父は居住まいを正した。

Aの父です、いつも娘がお世話になってます。そう伝えるなり差し出された手を、潔くんは両手で包み込んだ。



「応援、ありがとうございました」


「いやあ、熱い試合でした。また見たいなぁ」


「そう言って貰えると嬉しいです。頑張ります」


「親公認…」

「親公認だ…」



聞こえてくる声にまた視線を彷徨わせる。考えなしに抱き着きに行ったりするもんじゃないなと思った。


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瑠璃烏(プロフ) - さっちゃんさん» コメントありがとうございます!悪女書くの苦手で…結局いい子になっちまったです。悪女断罪系もいつか書きたいです!閲覧ありがとうございます!! (5月6日 20時) (レス) id: 8bc81fca4f (このIDを非表示/違反報告)
さっちゃん(プロフ) - 途中から入ってくるマネって、だいたい悪女多いからそのタイプかぁ…とか思ってたらめっちゃいい子だった!面白かったです! (5月6日 17時) (レス) @page50 id: c5a0fb1f72 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 苺さん» ありがとうございます!悪女を書くにはまだ修行が足りない……いつか書きたいと思ってます! (2月13日 8時) (レス) id: 8bc81fca4f (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ひとみちゃん、悪女かと思いきやかなりいい子で😩❤️❤️❤️人間味ある感じ?!とても好きです。。!!! (2月13日 2時) (レス) @page41 id: 31ed2e1075 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃烏(プロフ) - 彗さん» ありがとうございます! (2月6日 11時) (レス) id: 8bc81fca4f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:瑠璃烏 | 作成日時:2024年1月21日 10時

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