雪見さん家の末っ子は病弱!?3

痛い… ページ26

白side

んっ…なんか気持ち悪い…

白「ﾝｯ…ﾝﾝｯ…ﾋｸｯ…ﾋｸｯ」

赤『真都ー？起きないのー？…ってどうした？』

白「ﾝｯ…すず…にぃ…ﾋｸｯ」

赤『…真都お熱測ろっか。顔赤いもんね。』

白「ｺｸｯ…」

赤『お膝の上おいで？』

白「ﾝﾝｯ…」

赤『気持ち悪くは無い？』

白「ﾌﾙﾌﾙ…ちょっとだけぇ…」

赤『ｳｴｯって感じする？』

白「ｺｸｯ…」

赤『ありがとう。教えてくれて。』

ﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟﾋﾟﾋﾟｯ

赤『んーお熱あるねぇ…横になった方が楽？』

白「わかんない…ｸﾞｽｯ」

赤『泣かないで？ね？具合悪くなるのは真都のせいじゃないからさ。』

白「ｺｸｯ…」

赤『袋とか取りに行ってくるから横になって待ってて？』

白「ｺｸｯ…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

赤side
朝、真都が起きてこなくて心配になって部屋を覗いたら今にも泣きそうな顔でへたり込んでた。
吐き気と熱。まだ出てきそうだし、ぐったりしてて見てるこっちも可哀想に思えてくるくらい。

袋と必要な診察道具だけ持って真都の元へ。
用意していると、2階から…

白「すず…にぃ…」

と真都が降りてきた。

桃『えっ真都!?』

見ると、しゃがみこんで嘔吐いている。
急いで袋を持っていこうとしたけど間に合わなかった。

白「ｵｴｯ…ｹﾞﾎﾞｯ」

しゃがんでるから、パジャマに吐いたものが手から流れ込んでいく。
急いで真都の元へ。

桃『真都ー大丈夫だからね。気持ち悪いの無くそうね。』

そう言って背中を摩りながら呼びかける大にぃ。

赤『真都ここにｵｴｯってしていいよ。ごめんね遅くなっちゃって。』

白「ｵｴｯ…ﾋｸｯｵｴｯ」

桃『大丈夫だよー大にぃも、涼にぃも側に居るからね。大丈夫大丈夫。』



黒『服持ってくるわ。』

黄『和室用意するね。』

橙『はい、お水。』

紫『先に行ってクリニック暖めてくるわ。翔太行くぞ。』

青『分かった。』

緑『部屋でも吐いてるかもしれないから見てくる。』

みんな直ぐに動いてくれた。

桃side

桃『ちょっと落ち着いた？』

白「ｺｸｯ…ﾝｯ…ｸﾞｽｯ」

桃『泣かないで？真都悪くないから。ね？』

黒『服持ってきた。真都びっくりしたね。お洋服替えよ？汚れちゃってるから。』

白「ｺｸｯ…」

桃『シャワー浴びさせた方が良いかな？』

赤『サッと浴びさせよ。』

桃『俺入れてくるわ。』

赤『OK。和室に居るから。』

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