雪見さん家の末っ子は病弱!?3

初めての…リクエスト【ウィスさん】 ページ2

桃side
看『大介君！これ健康診断の結果。真都君のものも渡しとくわね。』

桃『ありがとうございます。どれどれ…？えっ？』

桃『涼太。健診の結果なんだけど…』

赤『ん？どうしたの？』

桃『真都、貧血気味らしくて…』

赤『そうなの!?再検査？』

桃『うん、早めに採血しないと…』

赤『…明日の朝やろうか。』

桃『分かった。家でやるの？』

赤『その方がいいかなって。』

桃『分かった。』





赤side

翌日

白「おはよぉ…ﾌﾜｧ」

赤『おはよ。真都。ねぇ、お話聞いて？』

白「なにぃ？」

赤『この前検査頑張ってくれたでしょ？』

白「ｺｸｯ」

赤『あれでね、少し血が足りないーってなったんだ。』

白「…まいと…どうなっちゃうのぉ？…ﾋｸｯ」

赤『まだ、そうかもしれないってだけだから今もう1回だけちっくん頑張ってくれないかなぁ？』

白「ｸﾞｽｯﾋｸｯ…がんばれる…ｸﾞｽｯ」

赤『偉いなぁ…真都は。和室に布団敷いてあるからそこにごろんしてやろっか。』

白「ｺｸｯ…ｸﾞｽｯ」

赤『じゃあ、こっち頭にしてごろん。』

白「ｺｸｯ…」

桃『おはよ…あっ、もうやるの？真都偉いね。大にぃも付いてるからね。大丈夫。』

赤『じゃあ、ちょっとチクッってするよー』

白「ﾝｯ…ｸﾞｽｯ」

赤『ごめんねぇ痛いよね。』

桃『偉い偉い。動かないで偉いね。』

白「ｸﾞｽｯ…うぇぇぇん…」

赤『もうすぐ終わるからね。偉い偉い。』

桃『偉いなぁ…もうすぐ終わるってさ』

赤『よし、おしまい。偉かったね。』

桃『フラフラしちゃうかもしれないからちょっとここでテレビ観てな？』

白「ｺｸｯ…ﾋｸｯ」



こんなに頑張ったんだもん、嘘でしたってなってよね。



でも、その願いは打ち砕かれた。

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