雪見さん家の末っ子は病弱!? 2

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黒side
他の子の治療をしてて聞こえなかったけど、終わって詰め物をしてる時泣き叫ぶ声が。

この声は真都だな？笑


黒『はい、おしまい。よく頑張ったねー』

患『ありがとうございました…ｸﾞｽｯ』

母『ありがとうございました。』

黒『いえいえ、ちゃんと褒めてあげてくださいね。』

母『はい、失礼します。』


さてと…プレイルームに居る真都に声かけるか。

黒『真都ー？泣くのやめなー。』

白「…いやっ…やらないのぉ！ｸﾞｽｯ」

黒『何が嫌なのー？』

白「いたいのいやぁ！ｸﾞｽｯ」

黒『…康にぃレントゲン撮れた？』

橙『それが、入った途端座り込んじゃって…』

黒『真都、お写真は痛くないでしょ？出来るよ。お部屋の外から応援してるからやってみよ？』

白「となりにいてよぉ…いやぁ！ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『ﾊｧｰ…真都、1回落ち着きな？真都が頑張ってくれなきゃおにぃ達何も出来ないよ？』

白「ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ…」

少し厳しいかもしれないけど、心を鬼にして言う。

黒『真都。怖いからって逃げてたらさ、いつまで経っても怖いままだよ？嫌じゃない？』

白「いや…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『でしょ？今頑張るか、後でもっと痛いことされるか、どっちがいい？』

酷な質問するよね俺も…笑

白「いま…やる…ｸﾞｽｯﾋｸｯ」

黒『偉いじゃん。じゃあ歯のお写真頑張れますか？』

白「はいっ…ｸﾞｽｯﾋｸｯ」

黒『終わったらギューってしてあげるからね。頑張っておいで？』

心への負担を考えて、今回はレントゲン写真は見せない。
だから、その場で見て判断する。


橙『前見ててねー動かないよー』


ﾋﾟｯ

黒『あー…行ってんな、神経。』

橙『そうだね…(汗)とにかく、真都連れてくるわ。』

白「れんにぃ…」

黒『お約束ね。おいで？』

白「ぎゅっ…れんにぃ…どうだった…？まいとしんじゃう？」

黒『死なないよ笑んーちょっとねこの前より深くて神経ってところに入っちゃってるんだよ。だからこの前より痛いんだよね。』

白「そうなんだぁ…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ」

黒『怖いよな…急に言ってごめんね。』

白「ううん、れんにぃわるくない…ﾋｸｯ」

黒『真都が頑張れるよってなるまで待ってるからね。急がなくていいよ。』





白「…やる。…がんばれる…」

黒『偉い！じゃあさっきのお椅子行こ。』

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