雪見さん家の末っ子は病弱!? 2

・ ページ11

赤『大にぃ…学校に休みの連絡してくれない？』

白「いやぁ…いくの！」

赤『お腹痛いんでしょ？さっきより。学校で痛くなって早退したら、お友達に心配されちゃう。今日はお休みしよ？』

白「いやぁぁぁぁぁぁ！」

赤『真都…。』

桃『真都連絡してきたよ。今日真都の好きな唐揚げ出るんだってね。だからかな？』

白「ｺｸｯ…だからいきたい…うぇぇぇぇぇん！…」

桃『でもさ、行ってお腹痛いままご飯食べて美味しい？それなら元気になってからいっぱい食べよ？』

白「…ｸﾞｽｯｸﾞｽｯ…ｺｸｯ…すずにぃ…つくってくれる？いっぱい…」

赤『うん、作るよ。いっぱい。だから今日はお休みしてお腹さん休ませよう。』

白「うん…。」

桃『俺もう食べ終わったから、真都の事見てるよ。朝ごはん食べてきな？』

桃side

布団に逆戻りした真都。さっきからグズグズさん。
お腹摩ってるけど、結構張ってる。苦しいな…

白「たべたかったぁ…ｸﾞｽｯ」

桃『そうだねぇ…唐揚げ美味しいもんね。』

白「おなかなおるかな…いたいのにぃ…」

桃『大丈夫。治るよ。後で涼太に診てもらおう？』

白「ｸﾞｽｯ…ｺｸｯ」

桃『うん、じゃあお目目閉じて。楽な姿勢になろっか。』

これも、除外診断に役に立つ。お腹を丸めるような姿勢や、抱っこの姿勢の時は便秘の時が多い。

白「だっこ…」

桃『抱っこしてたら楽？そっか。じゃあ抱っこしよう。おいで？』

白「ぎゅーっ…いたいっ…」

桃『足こっち側に出してー？うんそーそーお腹マッサージしてみよっか。楽になるかもね。』

白「うん…」

でも、出る気配はなくてみんなが仕事に行く時間に。

紫『真都、いってきます。』

みんな一人一人真都に会いに来て挨拶していく。

涼太は、少し遅れるって言ったみたい。
多分処置してから行くんでしょ？
お腹摩ってたら、真都は夢の世界へ

赤『真都どう？』

桃『全然ダメみたい。』

赤『やっぱり…。』

桃『診察やっちゃお？』

赤『そうだね。真都ごめんね…』

白「んんっ…いやぁ…」

聴診器の当たる感じが嫌だったのかぐずり始めた真都。

桃『もうすぐ終わるからね』

白「いやぁー！ｸﾞｽｯ」

赤『ごめんね。終わった。浣腸の準備してくる。』

桃『分かった。真都ー1回お布団ゴロンしよ。』

白「んーんっ…」

桃『すぐに楽になるから。ね？ちょっとだけ』

白「ｺｸｯ…」

桃『偉いねー』

・→←お腹…★表現注意

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す