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矢『どうせ、罪人になるくらいなら死んだ方がマシだ！』
佐『待てって！』
矢『それ以上、近づかないで！私を守りたいなら。
…えっ？なんで…』
俺は、自由になった右手でナイフを掴み左手で矢澤の首に手をまわした。
右手は痛いけど、それよりも矢澤に話したいことがあった。
目『矢澤…辛かったな。どれだけ矢澤が辛い目に遭ったのかは分からない。けど、俺らは仲間じゃん。仲間に話せない事って何？そんなに頼りないかな…。ごめんな。分かってあげられなくて。』
矢『ﾊｱｯ…ﾊｱｯ…すみませんでした。ｸﾞｽｯ私…』
目『矢澤、お前父親に暴力振るわれてんだろ。』
矢『えっ？…なんでそれを…』
目『あの痣、お前がやったにしては威力が強すぎる。お前の母親は今、両手足不自由だろ。他に、家族は居ないし父親しか居ないだろ。』
矢『…はい、あのアザは父親です。…父親が人に慰謝料を払わせるためって…目黒さん、すみません。』
目『大丈夫。お前の方が辛かっただろ？』
ｶﾞﾗｶﾞﾗ
父『仁奈！お前な！』
矢『ﾋｲｯ！』
ｻｯ
父『おい、どけろ。』
目『避けません。あなた、どういうつもりですか？娘に手を上げるなんて考えられません！恐怖で支配してどうするんですか？』
父『お前、こいつのなんなんだ？ここの職員か？俺に説教とはいい度胸じゃねーか。融資断ち切るぞ。』
目『大切な職員に傷をつける方からいただく方が嫌です。この事は、警察に言わせていただきます。』
父『…もういい。勝手にしろ。俺は知らんぞ。』
矢『目黒さん…』
目『まずは、もうこんな事するな。分かったか？』
矢『はい。』
目『あとは任せろ。お前も自分の罪をちゃんと償えよ？俺はいつまでも待ってるから。』
矢『…ありがとうございます…ﾋｸｯ』
目『さ、行こうか。俺も君のことだけじゃなく父親から聞き出した音声とか提出しないとだし。』
矢澤はその後、警察に自首し今は新しい職を探している。
父親は、虐待などの罪で刑期が付いた。
俺はというと…
佐『飯食えよ？』
宮『これどうぞ？』
目『ありがとうございます。』
宮『少しずつ食べれるようになってきたね。よかった。』
少し入院はしたけど、食べられるようになってきて良かった。
来週から、職場にも復帰出来る。
あんな事があったけど、佐久間先生と宮舘先生の優しさに気づいた。そんな事件だった。
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梅田和波(プロフ) - アカウントが初期化されたためアカウント作り直してます。作者名2人になってますが1人です。 (2021年10月30日 7時) (
レス) id: 60babc69cb (このIDを非表示/違反報告)
haruka0212s(プロフ) - 梅田和波さん» 書いていただきありがとうございました！とても良いシチュエーションで読んでてとても嬉しさが込み上げてきました！またぜひリクエストさせてください！本当にありがとうございました！ (2021年10月5日 7時) (レス) id: 8a4afc9009 (このIDを非表示/違反報告)
梅田和波(プロフ) - haruka0212sさん» 無事に完結しました。勝手に少し変えさせていただきました。すみません。もしよろしければご感想などお寄せいただければ幸いです。またリクエストよろしくお願いいたします。 (2021年10月5日 0時) (レス) id: 60babc69cb (このIDを非表示/違反報告)
梅田和波(プロフ) - haruka0212sさん» 了解です！少し時間かかってしまうかもしれませんが書かせていただきます！ (2021年9月26日 15時) (レス) id: 60babc69cb (このIDを非表示/違反報告)
haruka0212s(プロフ) - 先生は阿部ちゃんとだてさんでお願いします！ (2021年9月26日 13時) (レス) id: 8a4afc9009 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梅田 和波 x他2人 | 作成日時：2021年9月22日 15時
