SixTONESの紅一点は森本のもの (ページ9)

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アイスページ9

『耳の件のアイスくれ』

「何がいいの？」

『ダッツ。クリスピーサンド抹茶ね』

樹「まあ、お嬢様なこと。慎太郎、俺にも買ってきて」

雑誌のアイス特集を見て思い出し頼むと横から田中が突っ込んでくる。

『残念ながら田中さん。これは罰なので他の人の買ってきて制度はありません。』

大「てかアイス特集なんか見て、食いしん坊がバレるよ」

『なんでそんなこと言うのよ。食いしん坊じゃありませーん。それにこれファッション雑誌だから』

失礼なお坊ちゃまめ

雑誌を閉じて表紙を押し付けるように見せると、ウザそうに押し返してくる。

高「なに、髪きるの？」

『あーそう。もう刈り上げちゃおうかなとか思ってる』

慎「え？刈り上げるの？めっちゃ短くなんじゃん。」

『考えてるだけだよ？ほら、大人の美しさ。的な？てか早くアイス食べたい』

刈り上げかーって言いながら楽屋を出ていく慎太郎を見送ったあと、また雑誌を開く

北「髪色は変えないの？」

『あー変える変える。今明るいから真っ黒に戻してくる。前髪は伸ばしっぱで、』

インスタ見た時可愛いって思ったんだよね。

どの角度でもかっこいいし多分、あの髪型してたら毎日ナンパだよ

元々長いのがそこまで好きじゃないからよく切ってた。今は頑張って肩より下まで伸ばしたけどレッスン中汗かいて張り付くから嫌いなんだよね

しばらく話していたら、ドアを開けて慎太郎が帰ってきた。悲しそうな顔して

「Aごめん。抹茶なかったから普通のキャラメルのやつにしちゃった。」

『いいよいいよ。ありがと、買ってきてくれて』

視線を下に向けてふにゃんと落ち込んでいる慎太郎を撫でて抱きしめると、向こうも腕を背中に回してくれた。

腕から出たあとはすぐにアイスを取って開けてかぶりつく

大「アイスだけは1口小さいよね」

『知覚過敏だからしょーがないしょーがない。』

なんか体が柔らかい人にはわかんないけどさ、硬い人は伸ばそうとするとビリビリするじゃん。

そんな感じて耐えられそうで耐えられない感覚なんだよ。知覚過敏は

無我夢中で食べていたら慎太郎が肩をつんつんしてきた

『なーに？たべる？』

樹「いやそれ慎太郎が買ってきたやつでしょ」

『お黙り田中』

樹を黙らせたあと、慎太郎の方をむくと、彼は無言でキスをした

「今度は甘いね」

『…お黙り森本くん。』

このグループは手のかかる子が多い

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