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うぃーんって自動ドアを抜けた先、買ったばかりのラムネをあけながら歩く。
ほんま、なんでやろ。
なんで太股しかでてこぉへんのやろ。
今日会ったばかりやからか？
そんなん、ある？
悶々と答えを探っとるとき、誰かに名前を呼ばれたような気がした。
や、しっかり聞こえたわけやないから、空耳かもしれん
ってまた歩みを進めたとき、しっかり背後から
｢亮ちゃん｣
って聞こえてん。
少し上ずった女子の声。
でも俺のこと亮ちゃんって呼ぶん、マルと大倉しかおらへんはず。
じゃあ誰？って振り返ったら
｢……久野さん？｣
｢……こんばんは｣
心臓がきゅって、なった気がした。
縮む感じで、きゅって。
まさかこんなとこで会うなんて思ってへんかった。
さっきまで太股思い出してたせいか、なんか緊張する。
昼間と夜で、なんや、雰囲気ちゃうな。
｢っていうか、亮ちゃんってなんなん？なんで亮ちゃんなん？｣
｢丸山くんが亮ちゃんって呼んでたから。亮ちゃんって、嫌だったりする？｣
｢……や、別にええけど。うん、ええよ別に｣
ただ、慣れてへんだけや。
そうぼそっと言うたつもりなんに、久野さんはにっこり笑うて、良かったって言うた。
なんや、意外にさばさばしとるんかなって思ったんやけど。
少し震えとる唇見たとき、ちゃうってわかった。
必死なんやわ。
全然接点ないやつに話しかけてるんやし。
そりゃ、そうやわ。
関西と関東ってやっぱり違うとこもあるやろうし。
そう思うたとき、ほんまなんとなくやけど。
守ってやらなあかんって、思ってん。
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雨(プロフ) - ヤススLOVEさん» ありがとうございますヽ(*´▽)ノ♪嬉しいです！ご期待に答えられるよう頑張ります( 〃▽〃) (2015年5月26日 16時) (携帯から) (
レス) id: 4347f1ae5c (このIDを非表示/違反報告)
ヤススLOVE - 初めまして ！タイトルに惹かれて、文章に惹かれて、なのにだれもコメントしてないんですもん！びっくりですよ！私この作品大好きです（≧∇≦）応援してます！ (2015年5月25日 20時) (レス) id: bc0ce3bfaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨 | 作成日時：2015年5月24日 18時
