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そしたら、こっちをビックリしたように見てる女子。
片手にタオル、ゴーグル持って、スクール水着姿の、見慣れない女子。
びっくりしたまんまその子を見つめとると、急にマルがあーっと声をあげた。
またそれでびくぅってなる。
マルは目をきらっきらさせて、その子を見とる。
「久野さんやんかぁ、これから部活なん？」
「え？あ、そうだけど……」
久野さんって、誰やろ？
腰からすらって伸びる、長くって白い足にめっちゃ目がいく。
あかん、凝視しすぎたらあかんわ。
そう考えてるはずなんに、足の付け根とか、太ももとか、そういうとこばっかり見てまう。
「あんなぁ、今亮ちゃんがプールに飛び込んだんやで」
「ちゃうわ！お前が突き落としたんやろ」
「やってプール行きたいって」
「やからそれは冗談って言ったやろ！人の話聞けっ」
マルのアホな発言のおかげで、なんとかその子の足から視線を外す。
したらなんか、その子ケタケタわらっとるし。
はぁ？って思ってその子みたら、右にだけえくぼできとった。
なんかそれが、めっちゃ可愛いって思った。
しかもうっすらパンダ焼けしとるし。
ゴーグルの跡なんか知らんけど、目の周りだけ太ももくらい白い。
「タオル、いる？」
「あ？あぁ、おん、あんがとぉ」
急に近づいてきたその子になんでか緊張して、冷たい返事になる。
ほんまごめん、そんな冷たい返事するつもりはなかったんやでって言いたいくらい申し訳なったんやけど、近くにある太ももとか、鎖骨とか、そういうのばっか気になって、目をあげられへん。
緊張したのって、ただたんに俺がヘンタイやからやわ。
そんなのに気持ち高ぶって、最低やわ俺。
けどそんなことまったく気にしてへんのか、その子はタオルを俺に渡すと、そこから思いっきり水面に飛び込んでいった。
めっちゃ綺麗なホーム。
指の先までぴーんって。
したらすぐに水しぶきがこっちまで飛んできて、マルがうわー！って楽しそうにはしゃいどる声も聞こえて。
水面から顔を出したその子の笑い声も聞こえてくる。
やっぱり右の頬だけ、えくぼがあって。
それにまた、どきっとした。
ラッキーアイテム
革ベルト
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雨(プロフ) - ヤススLOVEさん» ありがとうございますヽ(*´▽)ノ♪嬉しいです！ご期待に答えられるよう頑張ります( 〃▽〃) (2015年5月26日 16時) (携帯から) (
レス) id: 4347f1ae5c (このIDを非表示/違反報告)
ヤススLOVE - 初めまして ！タイトルに惹かれて、文章に惹かれて、なのにだれもコメントしてないんですもん！びっくりですよ！私この作品大好きです（≧∇≦）応援してます！ (2015年5月25日 20時) (レス) id: bc0ce3bfaa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨 | 作成日時：2015年5月24日 18時
