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廉side
俺の家は日本で名前を知らない人は居ないくらいの大手企業で。
親に決められた将来の相手。
その女はどうやっても俺は好きになれない。
今日だって仕事の付き合いだと嘘を言って無理やり来た。
あいつに会うために...
久々に会ったあいつはすごい綺麗になってて
「今彼氏いんのかなー」
とか
「このまま持ち帰りてえよな」
そんな言葉が嫌でも聞こえてくる。
そんな言葉にいちいちイライラしてる俺もどうにかしてると思う。
結局最後まで「好き」って伝えられなかったのは俺じゃないか。
今更、俺なんかが嫉妬したって...な。
「はあ...」
「廉くんどうしたの?」
無意識に出ていた溜め息にずっと俺の隣に座る女が上目遣いで聞いてくる。
『なんでもないで』
イライラする気持ちを抑えて笑顔を向けると分かりやすく頬を赤くして
「そっか!いつでも廉くんの相談ならのるからね?」
そう言った。
奥のテーブルでちょびちょびとお酒を飲むあいつならなんて言うんだろか。
"『はい!吸って!』"
"『幸せ逃しちゃだめだよ』"
なんておせっかいに言ってくれるんかな。
するとなぜか体はあいつの方に向かっていってて
立ち上がった時に隣の女に
「どこ行くの?」
なんて腕を掴まれて言われたけどその腕をほどいてた。
今を逃したらもうなんだか会えないような気がしたんや。
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永瀬廉LOVE - 私は、廉が好きなのでとても良かったです (2019年3月22日 13時) (携帯から) (レス) id: 3696e247e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:詩 月 | 作成日時:2019年3月17日 20時