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一瞬の静寂があった。
一歩、後ずさった。
一歩後ずされば、二歩も三歩も後ずさって一番デカい、じゃなくて背の高いキヨの背中にしがみ付く。
背中にしがみ付いても、キヨは何も言わなかった。
「…いないんやないの?やっぱ」
「そうなると八方塞がりだなあ…」
「いよいよ俺らまずいんじゃない?」
次どうするか。
ガッチさんが言うように、本当に八方塞がりだ。
とりあえずここから出ようと、出入り口のあたりに来た時のことだった。
後ろから、扉の開く錆び付いた音。
そして、鈴の音の様に可愛らしく、どこか金属の様な冷たさのある声がした。
「私だっていつも
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作者名:新寺 | 作成日時:2018年10月25日 2時