検索窓
今日:4 hit、昨日:1 hit、合計:13,761 hit

→20 ページ20

一瞬の静寂があった。


一歩、後ずさった。
一歩後ずされば、二歩も三歩も後ずさって一番デカい、じゃなくて背の高いキヨの背中にしがみ付く。

背中にしがみ付いても、キヨは何も言わなかった。



「…いないんやないの?やっぱ」


「そうなると八方塞がりだなあ…」


「いよいよ俺らまずいんじゃない?」


次どうするか。
ガッチさんが言うように、本当に八方塞がりだ。


とりあえずここから出ようと、出入り口のあたりに来た時のことだった。


後ろから、扉の開く錆び付いた音。
そして、鈴の音の様に可愛らしく、どこか金属の様な冷たさのある声がした。



「私だっていつもトイレ(ここ)に居るわけじゃないのよ」

続く  (更新停止中) お気に入り登録で更新通知を受け取ろう

←→19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (40 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
96人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:新寺 | 作成日時:2018年10月25日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。