烏.3 ページ6
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眼鏡の1年生身長高い…。隣のそばかすの1年生も。そのままついっと目線を動かす。
「あ、飛雄くんだ。」
さっきの速攻、飛雄くんのトスでしてたのか。それにしても、あの速さのトスを打てる人がいるなんて…。知ってる顔を見て、なんだか少し安心した。
「あ、Aさんちわス。」
「えっ、影山知り合いなのか!?」
「うっせぇ、日向ボゲェ!」
…このオレンジの子、何処かで見たような気がするんだけど。強い、とかそういうのでは無いけど、どこだっけ?
「あはは…。2年岩泉Aです。マネージャーやってます。ちょっとした事情で3月頃から休部してました。」
ほっといたら何時までも2人の言い合いが続きそうだったので自己紹介をしたら流石に言い合いは辞めてくれた。
まぁ飛雄くんがこうやって誰かと言い合ってるってのも珍しいんだよね。
英くんや、勇くんに対してだったらあの2人がそこまで言い返さない、ってのもあるけど一方的だったし。成長したのかー。と親みたいな目線で1人頷いていると声をかけられた。
「あの!影山と知り合いなんですか?あ!俺、日向翔陽って言います!MBやってます!」
…なんか、犬の耳としっぽが見える気がする。しっぽがぶんぶん振られてるように見える。
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