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烏.25 ページ28

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 岩泉が塔野に連れて行かれ、どう反応すべきかと悩んでいると月島に質問された。


 「今の人、誰ですか?」

 「スガさん知り合いですか!?」


 月島の横でぴょこんと跳びながら質問してきた日向に軽く笑いつつ答える。…ほんとに今の何だったんだ。一応知り合いらしいし大丈夫だとは思うけど。

 「今のは烏野の3年。俺らと同じクラス。な、大地。」

 「あ、あぁ。にしても、塔野バレー好きだったんだな。」


 そこなんだ。大地の関心がズレてて少し笑ってしまった。論点絶対そこじゃないべや。

 …それにしても、塔野はなんで岩泉を連れていったんだ。そもそも、あの2人は委員会が一緒なだけのはずなのにそれにしては仲良いように見えたし。


 「あの菅原さん、あの人名前は?」

 「珍しいな月島が人の名前聞くなんて!」


 田中の言うことに頷きそうになるのをとりあえず抑えた。これで頷いたら月島に「やっぱりいいです。」って言われそうだし。


 「塔野、司だったかな。それがどうかしたのかー?」

 「……いえ。」


 少し考えるそぶりをしながら否定した月島にかすかな違和感を覚えた。…けど、それが何かまでは分からない。


 「どうかしたのツッキー?」

 「…なんでも。」




 
 

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作者名:ひまわり | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月28日 15時

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