検索窓
今日:21 hit、昨日:10 hit、合計:67,292 hit

烏.14 ページ17

.


 試合が始まってノートに気付いたことをとりあえず書き留めていると英くんにソレ今でも続けてるんですね。と言われた。


 「あー、うん。人には見せられないけどね。」


 書いてる字はたまに自分でも、ん?と考えるときがあるほどの汚なさだから人に見せないといけないときは清書するかパソコンに打ち直す。

 英くんにアハハと苦笑いを返すと、そうですか?俺、Aさんの字好きですけど。なんて返ってきた。なんか、女子に対するスキルが上がってません?ちょっとドキッとしちゃうよ?やめときな?勘違いする子増えるよ?英くんモテるのに。


 「あ、それ後で見せてよ。」

 「私もー。」


 はーい。と手を上げて主張してくる乃亜さんを見てると、試合の時の真剣な顔でブロックしてるのが信じられなくなる。…人は見かけによらないよなぁ。



 「そーいえば、あの2人前はいなかったけど誰?」

 「リベロとエース。」


 おっ、今の良いスパイク…。やっぱり飛雄くん良いトス上げるなー。フォームもきれい。ところどころ癖があるけど。


 「説明酷すぎない…?」

 「家で、説明する。」


 無視した方が面倒くさいなと考えて小声で返事をする。家で、なんて誰かに聞かれたら付き合ってる、と疑問の1つや2つは余裕で聞かれそう、なんて。



 「烏野、なかなかやるじゃん。教えてくれたら良いのに。」

 「マネだから。情報は与えない方が烏野にとっても有利でしょ?まあ戦う機会があるかどうかは分からないけど。」

 「それはそうだね。上がってこれるかな。」


 いくら戦うことが無いからと言っても、どうせ女子に言ったら男子の方にも筒抜けになるし。それなら言わない方が断然良い。



 

烏.15→←烏.13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (25 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
56人がお気に入り
設定タグ:HQ!! , ハイキュー!!
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ひまわり | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年3月28日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。