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ポップコーンを買ってからはいろんなアトラクションに乗ったりシンデレラ城の前でたくさん写真を撮ったりして、俺たちは夢の国を満喫。
終始Aが楽しそうに笑うから、こっちまで笑顔が移っちゃったりなんかして。
『あ、もうこんな時間だよ！』
そうこうしている間に、ファストパスの時間が近づく。
「だな、そろそろ行くか！！」
『うん！』
そう言うと、Aは念願のプーさんのアトラクションを前に、今日イチの笑顔を見せた。
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『あれ....？
樹くん、ちょっと待って、』
「ん？どした？」
アトラクションはもうすぐそこ、というタイミングでAがいきなり足を止めた。
そして俺と繋がっていた手を離し、物陰へと足を進めていく。
「は？」
何事かと後を追えば、物陰に隠れて縮こまる小さな体が目に入った。
え、迷子かなんかか...？
『ボク、ママは？』
大きな声で泣くわけでもなく、ただ小さく体を丸めてしくしくと涙を流す男の子。
Aはその子とおんなじようにしゃがみこんで、目を合わせ優しく声をかけた。
すると、男の子は
「ママにね、ここでね待ってなさいってね...
言われたから、待ってるの、っ」
小さな声でそう答えた。
嘘だろ？
こんな小さい...
幼稚園くらいの子を1人で置き去りにする親がいるって言うのか？
『そっかぁ、ボクお名前は？』
「ぼく？ぼくはね、慎吾って言うの...」
『ふふ、しんちゃんだね、
お姉ちゃんたちのお友達にもしんちゃんいるよ、！笑』
しん「！そうなんだぁ、お揃いだね、笑」
Aがそう言って笑うと、慎吾くん？もふわっと笑顔を見せた。
のはいいんだけどさ、
「A、そろそろ時間...」
アトラクションの時間が迫っている。
その子には悪いけど、早くキャストの所に連れて行って俺らはアトラクションに行きたいところ。
『あっ、、樹くん、
悪いんだけど私、この子とママ探さなきゃ...』
いい、かな？
と控えめに俺を見つめるA。
「いや、俺はいいけど...
A楽しみにしてたじゃん、？」
『うん、けどそれはいいや。
また来たらいいだけの話だもん。』
『それより...
この子に嫌な思い出作って欲しくない、から...』
そう言って、慎吾くんの髪を撫でるAの姿にガラにもなく胸が熱くなった。
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ケン(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めちゃくちゃ面白かったです！更新ずっと楽しみにしてました！改めて読み返したいなと思いますっ！これからもミナさんのペースで頑張ってください！ (2020年4月14日 0時) (
レス) id: cc4dc4bf2c (このIDを非表示/違反報告)
なじゅ - 続きが楽しみすぎて、わくわくしてます！更新待ってます♪ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 15ed7e2a70 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 私もラフスト行きました!!姫林檎ではじゅりがこーちにシェイカー教えてもらってたけど現実ではこーちがじゅりにマラカス教わってましたね(笑) (2019年11月5日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - つくもさん» 分かります。めっちゃ尊い... (2019年11月3日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 今の展開好き... (2019年10月20日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月26日 20時
