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you side
『優吾さん、お待たせしました！』
見慣れた店内なのに、こんな時間にもなるといつもよりお酒の匂いが充満している気がする。
優「あ、Aちゃんごめんね？
今ジェシーを北斗が送りに行ったとこなのよ」
優吾さんは少し荒れた店内を片付けながら苦笑い。
『普段から集まったらこんな感じなんですか？』
樹くんがよく皆さんと飲みに行ってるのは知ってる。
飲み過ぎないから心配しないでって言ってくれてるから気にしてなかったんだけど..
優「んー、飲み方はもっとマシかな？
散らかしようは変わらないけどね笑笑」
なんて、優吾さんも大変だなぁ、、
『ところで樹くんは？』
タクシーのおじさんも待たせてることだから急いで樹くんを探す。
優「あぁ、樹はそこのソファで寝てるよ、
ほら樹起きろ」
樹「んあ〜ぁ？」
優吾さんの声で樹くんは不機嫌そうに目を覚ます。
『樹くん、帰るよ、！』
そう言って樹くんに近づくと、一瞬でお酒臭い体に包み込まれた。
樹「んへぇ、Aじゃん〜〜」
ご機嫌そうに笑う樹くんはいつもよりとっても甘い。
『帰るよ〜？』
樹「えぇ〜1人じゃ歩けない〜」
いつもじゃ到底考えられない発言に頭を抱える。
『えっ、タクシーまで歩いてよぉ、、』
優「んだよ、歩けねぇなら俺が抱えればいい？？」
どうしたものかと思っていると優吾さんが一喝。
樹「は！？コーチにされても嬉しくないしぃ」
優「なら大人しく自分で歩けよ」
樹「んー、わーったよ」
優吾さんの言葉に渋々腰を上げた樹くんだったけど足元はふらふら。
『んも〜、大丈夫？』
樹「ん？大丈夫〜」
なんて言ってるけど、私が樹くんの腰に手を当て、支える形でやっとの状態。
『もうしっかりしてよね〜、』
半ば、引きずるような形で店を出ると優吾さんがお店から顔を出した。
優「Aちゃん本当にごめんね？」
『いえいえ！
こちらこそご迷惑おかけしちゃって、！』
優「あは笑 別にいいんだよそれは笑笑
だからま〜、こういうときはお互い助け合いってことで！ね！」
『はい！笑』
やがてはこんな風に連絡が来るのが日常茶飯事になること。
私たちが、数年後、数十年後も変わらずこうやって助け合っていること。
なんてことは、この頃の私には想像もつかなかったんだろうなぁ。
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ケン(プロフ) - 完結おめでとうございます！！めちゃくちゃ面白かったです！更新ずっと楽しみにしてました！改めて読み返したいなと思いますっ！これからもミナさんのペースで頑張ってください！ (2020年4月14日 0時) (
レス) id: cc4dc4bf2c (このIDを非表示/違反報告)
なじゅ - 続きが楽しみすぎて、わくわくしてます！更新待ってます♪ (2019年12月30日 11時) (レス) id: 15ed7e2a70 (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 私もラフスト行きました!!姫林檎ではじゅりがこーちにシェイカー教えてもらってたけど現実ではこーちがじゅりにマラカス教わってましたね(笑) (2019年11月5日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - つくもさん» 分かります。めっちゃ尊い... (2019年11月3日 18時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
ヒヨリ - 今の展開好き... (2019年10月20日 13時) (レス) id: 61e4e164fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ
| 作成日時：2019年9月26日 20時
