【胡蝶の夢を見ゆ。】SDRA2 (ページ4)

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Prolog-2 ページ4

現在、私達は砂浜に集まっている。
超高校級の幸運に呼ばれたのだが、どうやら状況整理がしたいらしい。
…少しはまともな人間がいて安心した。クロを指摘できないなんて事態は想定されていないだろうし…。

前田「全員集まったね。」

幕之内「へぇ、こんなにたくさんの人が居たんだな。」

虹上「全員今期新入生の皆さんですよね？よろしくお願いします！」

響「ねえねえ、何で急に集めたの？あたし、まだ島を探索してたいんだけど。」

前田「皆集まってくれてありがとう。えっと、皆を呼んだのは2つ理由があるんだ。
1つ目は、今回希望ヶ峰学園に入学した新入生同士が集まって、顔合わせをするため。
2つ目は…」

光目「…私達がどのようなことに巻き込まれたのか…でしょ。」

空「はい、その部分について、皆さんと話がしたかったんです。」

歌舞谷「そうそう、その話をしないとね。まともな人も何人かいて良かったわ。」

讀賣「ん？ってことは、何人かは異常ってことか？」

河西「どのようなことって…何の話だ？希望ヶ峰学園の入学式だろ？」

歌舞谷「考えて見ればわかるじゃない…。」

前田「皆と話してみて思ったんだけど…気になる点があって。
この島にどうやって来たのか、誰もわからないんだ。」

響「島に…？うーん…
そういえばそうだね…奏、あんたは覚えてる？」

奏「う、ううん…私も全然…。」

歌舞谷「そもそも、気が付いたら見知らぬ島に放っておかれてるって状況なのに、呑気なあんた達の方がずっと不思議よ。」

知恵袋「ちょっと…あんまり深刻に考えるのも良くないよ。可愛いピンクちゃん。」

歌舞谷「歌舞谷夜子よ。」

知恵袋「そうそう歌舞谷ちゃん。必ずしもそう深刻に考えないといけないかな？学校側のイベントって可能性もあるんじゃない？」

幕之内「ああ…あまりにデカイ学校だと、時々とんでもないイベントをするって聞いたことあるが…。」

虹上「まあ…希望ヶ峰学園は子犬が巨大化したり、建物が爆発したりするそうですから。」

河西「一体何が起こったんだ…。」

真行路日「でも、その話が事実なら、これもイベントの一環と見ることができるんじゃないかしら？
美しい南の島…暖かい南風が吹いてくるところで、世界でただ一度だけの特別な入学式…思い出に残る写真撮影…」

前田「本当にそうかな…？いくらなんでも、別次元の問題じゃ…。」

加賀鈴「いや、拉致の可能性がほぼ100%じゃないかな。」

虹上「ええええ！？拉致ですか！？」