Prolog-8 ページ11
橋本「それで、俺たちを呼び出した理由があるはずだが…どうせ入学式なんかで呼んだわけじゃないだろ？」
河西「えっ!?違うのか!?」
モノクロウ「賢い奴もいるんだな。話が早くて助かる。
しかし橋本クン、入学式というのは嘘じゃない。入学式…というより、入場式に近いが。
お前たちはこれから、特別な修学旅行を体験することなるからな。」
光目「…修学旅行？」
真行路日「入学するやいなや修学旅行だなんて、凄いわね。」
加賀鈴「そういえばあの老顔、橋本って名前だったんだ。男には興味ないけど！」
モノクロウ「さて、皆少しは落ち着いたか？お前たちが俺を見て騒いでいたら説明できないだろう。」
歌舞谷「落ち着いてるように見える!?ただでさえ孤島に連れて来られて、おかしなことばかり続いてるのに！」
橋本「おい、ちょっと黙れよ。せっかく説明するっつってんのに時間が無駄になるだろうが。」
歌舞谷「なんですって!?」
前田「か、歌舞谷。気持ちは分かるけど、彼の言ってることも正しいよ。まずはどうなってるのかを理解しないと。」
モノクロウ「…やっと少しは静かになったか。では、初めていいかな？
改めて紹介しよう。俺はこの空島の管理とお前たちの修学旅行の引率教員を務める。
カラスの中のカラス、モノクロウだ。よろしく頼む。
再度確認すると、お前たちは今年希望ヶ峰学園に入学する新入生たち。
お前たちは指定された服装で、指定された場所まで来いとの指示を受けた。そうだろう？」
"もし超高校級の生徒になったなら"
それを想定された制服。生憎ながら、私は和服は着れない。そのため、高校の時に使っていたものを再現した服できた。
他の皆と違って、私は特段これと言った才能があったわけじゃない。それに、超高校級の詩人が何を着ているかなんて想像も付かなかった。
結果、なかなかに普通の格好になった。
操作された記憶なら、希望ヶ峰学園から才能に合った服と指定があったんだろう。
指定された場所というのは"希望ヶ峰学園·校舎前"。
事前に聞いていた内容と情報をすり合わせていく。
前田「でも、その直後の記憶がなくて、ふと気が付いたらこの島に来ていたんだ。」
モノクロウ「ああ、少し乱暴にした点は謝罪する。お前たちは今からこの島で楽しい修学旅行を送るんだ。
サプライズするために、島に来る過程は省略させてもらった。」
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作者名：トランスウォランス | 作成日時：2024年2月6日 0時
