1章:狼ゲーム3 ページ5
『君達は…どうやら僕と同じ状況みたいだね。
知らぬ間にここに連れてこられた。…誘拐かな。』
僕!?君達!?言葉の節々に知性を感じる…
っていうか、声低くない!?やっぱり、このキャラクターは…Aさんは、性別不詳系か…。しかも中二病付きの。
メリー「やっと揃いましたか!
皆さん、自分の名前が書かれた席に座ってください!」
確か、みんなこの命令に従わなくてビリビリされるんだよね。痛いのは嫌だし、素直に従おうかな。
ユウト「へぇ、あんたは従うんだ。いや、あんた"だけ"はかな?」
うーん、トゲがある。でもそれが良いよね。
ここは適当に誤魔化しておこうかな。
『ええ、僕の勘ですが。従った方が良いと思いますよ。』
ユウト「…」
え!?え!?ユウト君が私の勘を信じてくれた!?同じように座ってくれたんだけど!?良い子すぎない!?好き!
ユウト「何驚いてんの?
立ってるより座ってる方がゲームに集中出来るじゃん。」
あー良い。最推しが最高。表には出さないけど最高です。ありがとうございます。
…なんて話をしている間に、私達二人以外に電流が流れたようだ。命令に従わないと最悪殺される、そう思ってもらえるように脅しているんだね。よく出来てるよ。
…本当は殺人をしないほうが良いのにね。
おっと、命令には従わないと。カードを選択!何が出るかな〜。
羊!!
良かった良かった。ここで退場はしたくないし、一章では推し死なないからね。まったり好感度上げと脱出口探しに奮闘しとこう。え?殺人止めないのって?無駄だよ。狼になった人が殺意を抱いていたら、止めても無駄だ。処刑されるのがオチ。だって4章がそれを物語ってるじゃん。羊なのに冤罪で殺された。殺してないのにだよ!信念ねじ曲げてるじゃん。ま、被害者が死んでる時点で矛盾してるけど。あと、ここで話を曲げると推しが殺される可能性あるし。
という訳で、4、7章の被害者を入れ換える形で推しを救いたいな。あとの二人は…説得でどうにでも出来そうかな。狼が知ってる通りに動けばだけど。3章までは適当に遊んでよ。
ルール説明終わったかな?
狼が二人いる可能性とかは正直好きなんだけどなー。このゲームはクソゲーだよ。ルールには嘘をついちゃいけないのにさ。好きだけど。
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作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月2日 21時