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誰かの会話3【アナザーエピソード】 ページ37

…どうやら、Aさんとショウマさんの会話のようだ。


1.昔
ショウマ「Aちゃんってかわいいよね。」

『なんですかいきなり。早く探索を…』

ショウマ「いや、かわいいっていうより、美しい…?
昔はクール100%みたいだったのに変わったよな。」

『そりゃ12年も経ってれば変わるでしょう?ショウマさんは相変わらずですが…。』

ショウマ「痛いとこ突くね。ってか覚えてたの?」

『勘です。昔からの慣れた感じがしたので。』

ショウマ「勘が鋭い…やっぱりAちゃんも変わってないね♪︎」

『? 昔何かありましたっけ?』

ショウマ「いや別に。それより探索しないとでしょ?」





2.悪夢
『ん…眠い…』

ショウマ「大丈夫?ここで少し休もうか。」

『すみません。
流石に休息を取らなさすぎましたかね…僕もまだまだですか。』

ショウマ「頑張りすぎは体に毒だぜ?」

『そうですね…やっぱり眠い。』

ショウマ「俺の肩貸すから寝ろよ。見張りも俺がやっとくからさ。」

『ありがとう…ござ…い…ま…』

ショウマ「早っ
…えっと、活動してた時間は…30時間!?
もしかして無理しすぎなんじゃ…ここは思う存分寝かせてあげねぇとな。」

『し、死にたく…な…い』

ショウマ「そりゃ、こんなところにつれてこられたら悪夢も見るよな…」

『悪…が……うぅ…』

ショウマ「いや、これ…
(昔、俺に言った言葉だ。
"死にたくない?悪が何をほざいて…"
間違いない。やっぱりまだ許していないんじゃ…いや、あの言葉は嘘には見えなかった。でも、夢に出るようなくらい記憶に残ってるのか。…俺に会ったからか?)」

『ゆ、るし…て……………』

ショウマ「懺悔…あんたは言われる方だろ。」





3.好き
『ショウマさんは好きな人っています?』

ショウマ「…Aちゃんかな。」

『それはどうして?
どんな基準を超えたら好きになるんですか?』

ショウマ「…え?
まあ、一緒にいて良いなって思えたら好きだと思うけど…それ以上は人それぞれじゃねぇかな。」

『…なら、僕はショウマさんが好き…なんでしょうか。
わからない。…好きという感情が理解出来ない。』

ショウマ「なら、普通以上を全部好きにしてみたらどうだ?深く考えすぎだって。」

『普通以上…なら、僕は皆さんのことが好きです。
…これで良いんでしょうか。』

ショウマ「良いと思うぜ。
ただ、人のことを好きっていうときは、その人とこの先の人生ずっと一緒にいても良い人限定にしとけよ。」

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作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月2日 21時

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