1章:狼ゲーム30【処刑パート】 ページ32
メリー「それでは…小島タケオを狼として処刑します!」
タケオ「やめろ…やめてくれ…。
お、俺が殺人なんてするわけないだろ!俺は警察だそ!」
ショウマ「今さら言い訳なんてみっともないぜ…。おっさん…。」
チエ「わ、私は第一印象から、タケオさんは野蛮な人だと見抜いていました。」
タケオ「ぐっ…!」
コウ「ふん…よくも俺に罪をなすりつけようとしたな…。」
タケオ「そ、それは…。」
コウ「まぁ…。あんたに俺を騙すなんて最初から不可能だったがな。」
タケオ「く、くそ…!
あと少し…あと少しだったのに…!」
ユキナリ「タケオさん…」
『…家族のため…か。』
メリー「そろそろよろしいでしょうか?」
ウルフ「それでは処刑を開始する。」
メリー「タケオさんには警察官らしい処刑法を用意したので、ぜひ楽しんでください!」
タケオ「いやだ…。こ、こんなこと…。」
メリー「それでは、処刑を開始します!」
タケオ「いやだぁぁあぁあ!!!」
それでは処刑を始めます
それはゲームと全く同じ光景。しかし、目の前の人間は紛れもなく生きているのだ。ただ画面越しにみるキャラクターとは違う。
…処刑、こんなにも恐ろしいものなんだ。見てるだけで吐き気がする。
でも、自業自得だよね?だって彼は罪なき人を一人殺したんだから。これだけのことがあっても、まだ足りないくらいだよ。だって、処刑されたって被害者の思いが消えるわけじゃないんだから。
それどころか、罪なき人達にトラウマまで押し付けて、いったいなにがしたいんだろう。処刑…って。
…笑わせないでよ。
処/刑/完/了
ショウマ「うわ…。マジで…処刑…されちまったな…。」
リツ「け、結構ヤバかったな…。」
ウルフ「お前達に人の命を心配している暇なんてないぞ。
今から、処刑された人間が本当に狼だったのか答え合わせだ。」
リンタロウ「そうだったね♪︎」
『…答え合わせも何も、半分自白してるようなものだったじゃないですか…。』
ウルフ「もし正解なら脱出の扉が開く。」
メリー「それではみなさん!心の準備はいいですか?
それでは答え合わせスタートです!」
…予想通り、狼だった。
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作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月2日 21時