1章:狼ゲーム27 ページ29
タクヤ「お、おいお前…!"間抜け"とか"金髪ノッポ"とかさっきからイラつくな…!」
ユウト「別にいいじゃん…。
証明してあげたんだから、もっと感謝してよね…。」
タクヤ「お前じゃなくても、Aが既に証明してただろ…!」
ミサキ「ま、まあまあ…落ち着いてや…。
ということは…タクヤさんもアリバイはあったということやね…。」
アオリ「じゃあ、残るは…タケオさんね…。」
チエ「それなら、タケオさんは武器庫にいたはずです…。
昨日は、タケオさんとサトルさんが武器庫の見張りをしてくれていたので…。」
タケオ「ああ、そうだ。
俺たちはずっと武器庫の見張りをしていた…。」
ショウマ「じゃあ、タケオさんにもアリバイがあるのか…。」
チエ「えぇ…!?
と、ということは指輪をつけている人、全員にアリバイがあるじゃないですか…!」
ショウマ「ってことは…。指輪をつけたやつが犯人だってのは、見当はずれだったのか?」
『みなさん…ピュアすぎません?』
リンタロウ「うん、もしかしたら三人の中の誰かが嘘をついているかもしれないよね〜。」
タケオ「な、なんで俺をみるんだよ!」
リンタロウ「別に何も見てないよ〜♪︎
ふふ…でも、そんなに焦るだなんて、なんか怪しいな〜。」
タケオ「い、いい加減にしろ!
俺には"武器庫の警備をしてた"っていう、アリバイがあるって言ってるだろ!」
『本当に?
この犯行なら最短20分程度で終わりますよね。
トイレにいくとか適当言って、警備から抜け出した時間があるのでは?』
ユキナリ「っ!そういえば…。
タケオさんが夜、武器庫を離れたって聞いたんですけど?」
タケオ「!?そ、それは…。」
オサム「あれ…?そういえば、タケオさん…。
昨夜…少しの間、武器庫から居なくなっていましたよね?」
タケオ「ぐっ…!?」
リンタロウ「オサムさん、どういうこと?」
オサム「昨夜、私は見張りをしている二人の様子を確認しようと、武器庫に行ったんですが…。
そのときにタケオさんだけが居なくて、サトルさん一人だったんです。」
コウ「それは本当か?」
オサム「えぇ…間違いありません…。」
サトル「そういえばタケオさんが"体調が悪い"って言って、武器庫を出ていった時間があったぞ…。
30分ぐらい帰ってこなかったような…。」
『その時間、アリバイを証明できる人は?』
タケオ「なっ…!?え、えっと…、」
『…チェックメイト、ですか…。』
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作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月2日 21時