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1章:狼ゲーム20 ページ22

ユキナリ「そ、そんな…」

『調査したいのならご自由に。僕一人を信用なんて出来ないでしょうから。
僕は休憩します。ずっと動きっぱなしで疲れましたから。』

ショウマ「俺も、犯人がわかってんなら休もうかな。さすがに死体とにらめっこしすぎて疲れたわ。」

ユウト「僕も寝よ。まだ5時間しか寝てないし。」

アオリ「私はここに残るわ。自分で犯人を特定したいから。」

ユキナリ「お、俺も調査を続けます。」


ここに来て目が覚めたのが10時。
その約13時間後に殺人が発覚。
現在調査開始から約2時間経過。
つまり、今の時刻は深夜1時だ。すごい眠い。仮眠とかもとってないし。
あーでも、一応コウさんの話だけ聞いておこう。
そう思い、タオルや大きめの風呂桶、血液を落としやすいオキシドール、重曹をシャワールームから持ち出した。
その場で私達は解散となり、ショウマさんはミホさんのいる図書室、ユウト君は一人で大部屋、アオリさんは引き続き事件現場、ユキナリ君はアリバイ確認のためにサトルさんを探しにいってしまった。
こいつら…一人で動いたら危険とか思わないのか…?
…とか思いながら、私も一人でコウさんがいるはずのプレイルームに向かった。




コウ「確か、血液を落とすときは水洗いだったか…」

『あ、いたいた!大丈夫ですか、コウ君?』

コウ「ん?Aさんか。
怪我は大丈夫だ。今問題なのは服の汚れの方だ。」

『そう思って、必要そうな物を持ってきましたよ〜。』

リツ「おい、なんで狼なんかに優しくしてんだ!?そいつはマキを殺したんだぞ!」

コウ「俺は狼じゃないと言っているだろう…」

『まあまあ、それは裁判ではっきりさせましょう。
それよりも今は汚れを落とすのが先です。
コウ君は僕が監視しておくので、リツさんは休んでいてください。』

リツ「まあ、コウが狼で確定だし、Aは今信用できるからな…。」

『血の汚れを落とすには、水洗い…水温30℃以下でやるのが効果的です。血液はたんぱく質で出来ていますから、熱で固まってしまうんです。
そして、オキシドールを汚れ部分に塗布し、固く絞ったタオルでつまむように拭き取ってあげましょう。オキシドールは色落ちしやすいですが…』

コウ「俺のコートなら関係ないな。」

『…そうですね。汚れが落ちたら水洗いをしてください。これでほとんどキレイになるでしょう。
あとは仕上げとして、重曹を水に溶かしたものに1時間ほど浸けておくと、よりキレイに血液汚れを落とせますよ。』

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作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月2日 21時

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