アイアムエコヒイキ!!/第１章/【狼ゲームアナザー】 (ページ16)

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1章:狼ゲーム14 ページ16

その後はだいたい原作通り。
二人が自分のベッドに戻った後、タクヤさんが隣のソファーで眠って、その約1時間後にユウト君が起きてゲームをしていた。

私はというと、全員の行動を忘れないためにメモしていた。オサムさんほどではないにしろ、かなり細かく記載できたと思う。
ただ、このメモ帳は絶対に誰にも見せられない。だって未来のことまで書かれているから。見られたら今度こそ痛い奴と思われてしまう。そしたら信用以前の問題だし。
それ以上にまずいのが、みんながその行動通りに行動していたことがバレてしまうことなんだけどね。痛い奴っていうより、未来予知できるヤバい奴になってしまう。
あとは…
万が一私が死んだときのために、この事件の真実と脱出方法、遺書を書いておこう。もちろん一人のときにね。

ここまでしても万全じゃないんだよなー。
あの二人が何するかだよね。とりあえずは、私の存在を隠しておくのが吉かな。4章以降は行動が不自然になることが増えるだろうしね。作戦をたてとく時間も取らないと。推しに死んで欲しくねーー!!

ユウト「なにしてんの？」

『！？』

ユウト君がこっちに話しかけてくるとか滅多にないぞ！
でも誤魔化さないと。ごめんねユウト君!!

『メモしてるんだ。みんなの行動を把握しておけば、殺人が起きたとき有利になるでしょ？
それに、事細かく自分の行動を説明出来れば、それだけで白めに見てもらえるだろうし。
万が一僕が死んだときはメモ張を見てね♪︎』

ユウト「ふーん。良いかもね、それ。」

そっか。ユウト君も原作で似たようなことをしてたよね。あれのお陰でプレイヤー目線では犯人が割れたし。そういうことしてくれるだけで好感度あがるよね。嬉しい。

ユウト「なにニヤついてんの？」

『ユウト君は死なないですよ、僕が守るので。』

ユウト「はあ？まず自分を守ったら？」

『そうだねー。』

そうだといいね、本当に。
まあそうするために動いてるんだけどさ。

その後はただ三人で別々に行動していた。
一人は寝てるし、一人はゲームしてるし、一人はメモとってるし、協調性って言葉が欠片も感じられないね!!