検索窓
今日:10 hit、昨日:11 hit、合計:1,312 hit

2章:哀悼を捧げる7 ページ8

…なるほどね。
基本的には、人間の急所は顔に集まってると。だから、相手を倒すって意味で顔を狙うと良いんだね。まあ、目·耳·鼻·口·脳…頭パーンされたら生き残れないのがわかるくらい急所だらけだもんね。
あとは、守るときは腕を使うと良いと。とっさに守りやすいし、足は逃げるのに必要、頭は全部急所、胴は内臓があるから守るべき…ね。
ってか、根本的には戦わずに逃げた方が生存率上がるんだね。そりゃそうだけどさ、相手は殺す準備してる状態なわけだし、抵抗するより逃げた方が良いのはわかるよ。でも、そんな本の内容全否定なこと初めに言わなくても良いじゃん…売れないよ。
あー…行きたくないよ、アオリさん…どうして私なんだい?
いや、合ってる…狼じゃないし、合ってるんだけどさ。
これ私の言った言葉で展開変わってくるでしょ。…いや、いつもそうか。


ユキナリ「あ、あの…Aさん?」


…あ、今、私、一人…
つまり、ユキナリ君が来るってことじゃん!?
いや…冷静に断ろう。大丈夫、ユキナリ君は無理強いしないから。


『あれ?コーヒーなんて持ってどうしたんです?』

ユキナリ「…いや、Aさんと一緒に飲めたらな…と思いまして。
ほ、ほら、お昼のときのお礼がまだだったので…。」


うわーん、ユキナリ君言い訳考えるの上手すぎ!
断れなくなるから止めて!!
…いや、逆にチャンスかな?これは、殺人を完全に止めるチャンスでは?どこかで"ピンチはチャンスだ"って聞いたことあるし!
こうなったら勘違いを起こした風に殺人を止めてやる!


『あの…死したいなら他人を巻き込まないでください。
そのコーヒー…毒が入っているのでは?』

ユキナリ「そ、そんなことないですよ!普通のコーヒーです!」

『…でも、武器庫で毒を手に取るところを見たんです。
貴方が狼で僕を殺しに来たのか、羊で僕を道連れに死にに来たのかは知りませんが…その毒では人は殺せない。』


そう言い終わる前に立ち上がり、彼に近づく。
毒を持っている場所は大体想像がつく。
ユキナリ君は大きめのパーカーを着てるし、その下のジーンズのポケット…原作でオサムさんが入れた所が一番可能性が高い。盗んだものなら元の位置に戻すのが基本だろうしね。
…ビンゴ。おそらく原作と変わらない、経口接種では死なない毒が見つかった。

2章:哀悼を捧げる8→←2章:哀悼を捧げる6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:狼ゲームアナザー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。