ルート1-9 ページ21
『それは先ほど証明されました。
タクヤさんとリツさんに聞けばわかると思いますが、私が現場にいたのはほんの数分。その間に、人影を作れるほどの大きさのものを運ぶ余裕も、アオリさんを殺す余裕も、証拠を隠す余裕もありません。犯人が僕ではないことは、皆さんお分かりいただけたかと思います。それでも、オサムさんは僕が犯人だって言うんですか?』
オサム「お手上げ…ですか。」
メリー「そ、それではみなさん。今回の処刑対象は永井オサムでいいですか?」
…誰も異論を唱えなかった。
『潔いんですね。てっきりもっと抵抗してくると思っていました。』
オサム「最初はユキナリ君に罪を擦り付けるつもりでした。しかし、そこをAさんに目撃されるとは思ってもみなかった。これ以上抵抗したところで、私が犯人だという結論は変わらなかったでしょう。」
狼/確/定
生存人数 12/16
ウルフ「それでは、処刑を開始する。」
メリー「今回は教師らしい処刑法を用意したので、ぜひ楽しんでください!」
オサム「まさか、教え子に殺されるとは。
…これがAさんが考える正義ですか。」
メリー「それでは、処刑を開始します!」
それでは処刑を始めます
…は?さっき、オサムさんはなんて言った?
教え子?正義?…いや、それよりも
あの人はAさんのことを覚えていたのか。
なんで…僕だけを覚えて…いや、今思い出したのか。僕だけを、復讐の対象として。
殺されるだなんて…そっちが殺したから、報いを受けただけなのに。まるで僕がやったみたいなことを…
やはり人というのは変わらないものだ。
その後の話は聞き流していたが、やはり彼が狼で、アオリさんを殺したのも彼のようだ。
オサムさんの最後の発言についても、知らないの一点張りで押し通した。実際、私は知らないのだから、嘘は言っていない。しつこく聞かれることはなく、次の扉へ私達は向かった。
【裁判報酬】
·菫の耳飾り
·エモーションインボールペン
12人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月15日 0時