検索窓
今日:22 hit、昨日:11 hit、合計:1,324 hit

ルート1-7 ページ19

リツ「はぁ!?じゃ、じゃあマグカップのくだりは…」

『必要でしたよ。犯人が"ユキナリ君に罪を被せようとした可能性"を見つけられたので。』

ミサキ「えっと…どういうことなん?」

サトル「狼はユキナリ君がコーヒーを持っているのを目撃して、彼に容疑を向けるためにわざと現場に証拠をのこした…だからユキナリ君は今回犯人じゃない可能性が高いんじゃないかということかな?」

『ええ。あくまで可能性ですが。』

オサム「…本当にそうなんでしょうか?」

ミホ「え?…オサムさん、何かあるの?」

オサム「はい。だって、狼はAさんに目撃されているんですよね?でしたら偽装工作なんてしている余裕はないのでは?それに、全てAさんの芝居の可能性だってあります。犯人に会ったなんて嘘かもしれません。
私はユキナリ君とAさんが怪しいと思いますが。」

『確かに第一発見者なので、反論は出来ません…
ですが、現場に行く直前に武器庫で視認がありますし、そのあともすぐ大部屋に行ったので、現場に居たのはせいぜい1分ほどです。その間に犯行から写真撮影、偽装工作まで出来るとは思えません。その証拠に、スマホのデータに写真を撮った時間が残っています。そもそも羊と狼が協力する理由がありませんし、共犯の可能性は低いでしょう。』

タクヤ「確かにAが武器庫から出ていってから、ミホさんに呼ばれるまで、だいたい5分もなかったな。」

リツ「あぁ、しかも結構長く喋ってたし、殺したあと私たちとしばらく話してから写真を撮りにわざわざ現場に戻るか?…ってなるとやっぱりユキナリが怪しいだろ。
Aにわざと無害なコーヒーを飲ませて、関係ないフリをしながら、アオリには睡眠薬とか麻痺するような毒を飲ませて、その経口なんとかでは死なない毒で殺したんじゃね?」

『ユキナリ君については…否定は出来ませんね。』

ユキナリ「そ、それについてなんですが…一つ、目星がついているんです。
Aさん、俺が頼んで撮ってもらった写真ってありますか?」

『? ええ。捜査中に撮ったものなら。』


そう言って私がスマホを見せる。


ユキナリ「…!うん、やっぱりだ。すみません、それを少し貸していただけませんか?」


私がスマホを手渡すと、彼はゆっくりと話し始めた。

ルート1-8→←ルート1-6



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
設定タグ:狼ゲームアナザー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:トランスウォランス | 作成日時:2023年10月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。