アイアムエコヒイキ!!/第２章/【狼ゲームアナザー】 (ページ17)

今日:1 hit、昨日:25 hit、合計:1,328 hit

ルート1-5 ページ17

ショウマ「あとは毒についてだよな。」

『…症状だけで名前がわからないため、調べるのに時間はかかるとは思いますが…やる価値はあると思います。』

ショウマ「調べるっていえば、図書室か。あそこはどんなジャンルの本も置かれてたし。」

『ええ…行ってみましょう。』

図書室には原作通り、毒についての本がおいてあった。
そして、私たちは何の毒か特定するため、武器庫においてあるものの症状を全て調べた。残念ながら毒の量がランダムに置かれていて、使われたかどうかの判断が出来なかったので、かなり時間がかかってしまったが。

※毒の解釈は原作では追及されていません。個人的に調べ、これっぽいかな…？というものを上げただけです。間違っていたらすみません。

ネウロトキシン、またの名を神経毒…おそらくこれだろう。
即効性があり、致死性が非常に高い。ただし、経口投与ではその致死性は極めて低い。傷痕は30～60分後に赤く腫れ、アオリさんの傷とも良く似ている…。

『ありました！これ…これですよ！』

ショウマ「おお…それ以外の毒は傷口がここまで似たものはなかったし、今回使われた毒は神経毒。しかも経口投与では死なないってことは、あのカップはダミーだったのか…。」

『あと調べることは…みんなの証言を聞くぐらいですね。
裁判でも出来ますし、さすがに4時間も調べ物は疲れました。
今日は休みましょう…。』

ショウマ「そういえばもう9時か…朝5時から起こされて裁判するとか正気かよ…。」

『あと8時間、有効的に使いましょう。』

そのあとは調理済みの惣菜パンをたべ、シャワーを浴びて寝た。その間ずっとショウマさんが一緒に行動してくれたおかげで、私が調査中に証拠隠滅していないことは証明してくれるだろう。

起床。なんて目覚めの悪い朝なんだろう。
今の時刻は4:25。裁判30分前だ。
周りを見ると、大人組は既に起きていて、その他は寝てるかいないってところかな？
袋が空いていないか確認してから、カロリーメイトを食べる。知ってる？甘い物って、疲れが本当にとれるんじゃなくて、ドーパミンが出て疲れを感じにくくなってるだけなんだって。まあ、ドーパミンは集中力を高めてくれるから、間違ってるってわけでもないんだけどね。
そんなどうでも良いことを考えながら、意識を覚醒させた。
4:55、けたたましいサイレンが流れ、狼裁判の時間がやってきた…。