アイアムエコヒイキ!!/第２章/【狼ゲームアナザー】 (ページ16)

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ルート1-4 ページ16

調/査/ス/タ/ー/ト

『まずは被害者についてまとめましょう。』

今回の被害者はカウンセラーの篠崎アオリさん
·女性
·身長約155センチ
·死亡時刻は16:50頃
·死因は毒による中毒死

『…こんなところですかね。
まずは死体を調べましょうか。アオリさんは何の毒で死んだんでしょう。』

ショウマ「カップが割れてるってことは、アオリさんは飲んだすぐ後に症状が出た…つまり、即効性の高い毒だったんじゃねぇか？」

『それは…わからないです。とりあえず、死体に外傷がないか確認してからですね。』

彼女の死体を観察すると、腰の辺りに小さな傷が出来ていた。原作と同じように少し腫れている。おそらく医務室のメスを使ったのか、傷痕は小さかった。

『見てください。この傷痕、少し腫れていませんか？』

ショウマ「ん？まあ、言われてみれば確かに…。倒れた拍子に何かで切ったんじゃないか？」

『にしては炎症が普通ではない気がするんです。
もしかして、致死性の高い毒をメスか何かに塗って切ったのでは？』

ショウマ「でもカップはどう説明するんだよ。
ここにあるってことは、犯行に使われたんだろ？犯人がわざわざここに置く必要もないし…。」

『…この傷を隠したかったとか？前回同様、何か知られては不味い情報だったのではないでしょうか？
…例えは思い付きませんが。』

ショウマ「うーん…せめてどんな毒か分かればな。」

『それはそうですね。あとで武器庫によって調べてみましょう。』

ユキナリ「…あの…Aさん、調査中に悪いんですが、事件について話を聞かせてもらっても…？」

『ええ、もちろんです。聞きたいこととは？』

ユキナリ「その…写真についてなんです。」

『へ…？写真？』

ユキナリ「はい。犯人との位置関係が知りたくて…、」

『えっと…犯人はアオリさんの目の前、ちょうどショウマさんが立っている位置です。僕は扉の前…ここですね。』

ユキナリ「では、そこから同じように写真を撮ってくれませんか？」

『？…良いですが。』

撮った写真を見せると、ユキナリ君は少し考えたあと、私にお礼を言って去っていった。

『な、なんだったんでしょう。』

ショウマ「それも何かの証拠になるのかもな…。」

『写真…写真…』

あっもしかしたら、私のアリバイが証明出来るかも。
うん…写真が撮られた時間が記録されてる。これなら、大部屋での証言とも合わせて、白が出るはずだ。