原石くんとももちゃん (ページ27)

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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ _____

『 ○○運輸です〜宅急便のお届けです！』

「すみません、コンシェルジュの方にお渡しください」

『不在みたいです！今日指定のお荷物なのですが… 』

「じゃあお上がりください！あけますね」

『お願いします！』

コンシェルジュさんいないんだ…
いつもお休みの日は教えてくれるのに

宅急便の人が来るのを待つ間
たまたま掛かってきた樹からの電話

田中「おはよ、準備できてる？」

「おはよー。できてる！今日A最後だよね？」

田中「おー、みんなもういるよ」

「「「ももー！/ おは〜」」」
「ちょ、お前らうるせぇ！」

樹がみんなに聞こえるようにしてくれたのかな
悠馬くん怒ってる(笑)

田中「もう着くから、部屋まで行くな」

「えー降りるくらい行けるよ(笑) 」

田中「俺らのエリア最近変なヤツ多いらしいから。絶対出んなよ待ってろよ」

「 …変な、ひと」

後ろで聞こえるこーちたちの会話

「あ、ニュースでみた」
「宅急便装ってたストーカーだっけ？」
「警察取り逃したらしいよ」

宅急便…ストーカー…
心当たりしかない

田中「 A？…おい、Aどした」

「 …っなんでもない！」

田中「 …あと5分で着くから」

「早く来てね、みんなに会いたいもん」

田中「わかったから(笑) 」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ _____

…っ、宅急便、

田中「 A、今日さ」

「 …っあ！ちょっと待ってね、誰か来た！」

田中「 …お前なんか変だよ。電話切んなよ？待ってるから」

「ふふ(笑)もう来るでしょ？大丈夫だから！」

田中「あ！っちょ、A！おい！！」

樹に切るなと言われた間も鳴り続けるインターホン

…宅急便だもんね、いつものお兄さんだもん
大丈夫、大丈夫だよ

「ごめんなさい、お待たせしました！」

『何かあったのかと思いました(笑)お荷物です！』

「そこに置いておいて貰えますか？」

『重いんで玄関にあげましょうか？』

「すぐメンバー来るんで大丈夫です。お気遣いありがとうございます！」

そう言ったら目が変わったお兄さん

…あぁ、そっか
この人がそうなんだ

なんだか逆に冷静な自分が怖かった

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こちら、少しずつ更新していきます！