"僕ダけを、見テ？" (ページ1)

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You said .

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ピッピッピッピッ....

ピッピッピッピッ....

今日もうざったらしい...

俺はまだ寝ぼける頭で無意識にアラームをとめ
もう一度眠りにつこうとしたが、

今日が月曜日だと知り、やっと目を開けた。

カーテンからうっすらと漏れる光のおかげで
目が冴える

そういえばさっきからスマホがうるさい...

ピロン..ピロン..ピロン...

なんなんだ、少しいらつきながらボタンを押した

うわあ.....

テヒョンA!おはよう!!

テヒョンあれ、まだ寝てる??

テヒョンねえ!!!起きてってば!!

テヒョンミン A!!起きなさい!!

そんな内容がご丁寧につらつら...

今日は珍しく早く起きた、だとか
朝ごはんはこれを食べた、だとか...

Aそう...良かったね

正直どうでもいいので素っ気なく返す。

ふと時計を見ると今は6時半
いつもなら7時になってもまだ起きていない時間

せっかくだから今日はゆっくり余裕を持って
準備をしようと思い、

むくり、と起き上がり相変わらずモノトーンの部屋を
ぼーっと眺める。

...本当に物がない。

ベッドと小さめの机と椅子。あとは少し大きめの
テレビ..

なんというか、もともと寝室がごちゃごちゃしているのが好きじゃなく、必要最低限の物のみ。

目を部屋の隅にやると、

この部屋には似合わない、
茶色の大きいライオンのぬいぐるみは、テヒョンが
泊まっていったときにもらった...

というか、強制的に置かれた。と言った方が
正しいだろうか。

でも案外気に入っている。
理由は自分でも分からないが、

なんか...

安心するというか...？？こいつをみればテヒョンを思い出すというか。

そんな気持ち悪い理由で部屋に置いている。

これが彼女にもらったものだったらな...

とテヒョンには失礼なことを考えた。

時間は大丈夫だろうか...
時計を見ると、7時を指していた。

これでは早起きした意味がなくなる
そう思い、やっとベッドから抜け出した。

俺の朝はほとんど決まっている。

まず、自分の寝相でひっくりかえったベッドを直して

そしてやっと、真っ暗な部屋にカーテンを開けて
光を取り込む

寝室を出て洗面所に向かい、歯を磨いて顔を洗って

そこからキッチンに向かいコーヒーをいれる

これは完全に完璧主義の両親のせいだと言える。
自分でも直そうと思っても直せない

いわば癖のようなものになってしまった。