56話 ページ9
you side
河「…うん。でも、ここがいい」
少し考える間が空いたと思えば
そう答えて、頭を擦りつけてくる。
こんなの可愛すぎにも程があると思う…。
「…少しだけですよ？」
結局悩んだ末に甘やかしてしまう。やっぱり河村さんには敵わない笑
河「うん。」
いつもより眠そうな声
肩にのる河村さんの温もりを感じながら
またゆっくり作業をはじめた
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izw side
ドタドタとオフィスに入ってくるこうちゃん
ふ「こうちゃんうるさい笑」
こ「あ、すみません。」
いつもより顔が暗いこうちゃん
伊「こうちゃんなんかあった？」
ふ「今にも泣きそうだけど…」
こ「…Aに彼氏が出来たみたいで…」
その言葉が聞こえるとバサバサと誰かが紙を落とした音が聞こえてくる
山「あ！すみません！」
志「僕も手伝います笑」
皆その言葉に動揺してるように見える
冷静そうにみえてるであろう俺だって頭の中はパニックだ
山「Aから言われたの？」
こ「いや、さっき男の人と並んで歩いてて…」
伊「それだけじゃ彼氏かなんてわかんないだろ？」
こ「男の人Aの手引っ張ってたんですよ！？すごいイケメンだったし！距離もすごい近くて！」
まぁそれだけできるのなら彼氏じゃなくてもそれくらい距離の近い人ってことなのか
どちらにせよ強敵であることは確かだろう
ふ「…まぁAモテるだろうしそういうことがあってもあり得ない話じゃないでしょ？」
そうやって冷静にこうちゃんをなだめるふくらさんもどことなく元気がないように見える
「お疲れ様です…って皆さん集まってどうしたんですか？」
山「えっとA彼氏できたの？笑」
山本ができるだけ優しく話しかける
「はい？いませんけど…」
隠してるようには見えないAの表情。本当に何を言ってるのかわからないという顔をしている
こ「じゃあさっき一緒に歩いてた人は！？めっちゃ仲良さそうだったし！」
「あぁ…あれ…見てたんですね…」
少し顔が引きつるA
必要以上に詮索するのは違うと思って止めに入ろうとするとドアが勢いよく開く
？「おー！広い！笑」
「だから！入ってくんなってば！田村さん！止めてくださいって言ったじゃないですか！」
田「俺にこいつが止められるわけないだろ笑」
飛び出してきた人の顔を見て全てを理解する
Aのあの顔のひきつりにも納得だ笑
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向日葵 - すみれさん» 修正しました！教えてくださり、ありがとうございました！ (2020年8月11日 10時) (
レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - すみれさん» すみません！誤字です！気付いてくださってありがとうございます！！ (2020年8月11日 10時) (レス) id: 6167edb96b (このIDを非表示/違反報告)
すみれ(プロフ) - 真実の口があるのって、「サンタ・マリア・イン・コスメディック教会」ではなく、「サンタ・マリア・イン・コスメディン教会じゃなかったですっけ…？私の勘違いだったらすみません！ (2020年8月10日 16時) (レス) id: 9585eb17bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：向日葵 | 作成日時：2020年8月10日 16時
