40話 ページ41
izw side
「こっちが伊沢さんで、こっちが須貝さんですか？」
中にどんなものが入ってるか知らされてないからどんな反応をするのか…笑
伊「どっちがうまいチョコを作れるか勝負したんだよね〜笑」
なんて嘘の企画を教える
正直どちらも美味しいとは言えない出来だし、
どんな反応をするのか期待してしまう笑
「なるほど！楽しみですね笑」
伊「まず、俺のから食べてみて笑」
「わかりました笑こっちですよね？いただきます！」
ちゃんと手を合わせて俺のチョコを口に運ぶ
ボリボリっと音を立てるチョコ笑
3人とも流石に笑いを堪えるのに必死である
「美味しいですよ笑」
伊「…まじ？」
「はい笑」
そのあと少しピクッとAが反応する
ガムの味を感じたのかな笑
「じゃあ須貝さんのものをいただきますね笑」
それなのに嫌な表情一つ見せずチョコを食べるAに少し戸惑う
もしかして味音痴なのか…？
須「あ、うん、どうぞ笑」
また堅そうな音がなる
しかも相当な量食べたみたいだけど大丈夫か！？
「ッゴホ」
少しむせるA
流石にあの塩のしょっぱさはやばいと思うだろ笑
「すみません笑変なところ入っちゃって笑須貝さんのも美味しいですよ笑」
須「まじ！？」
「頑張って作ったものを分けてくださってありがとうございます笑ちょっと口が甘くなっちゃったんで、お茶取ってきますね」
そうやって笑顔で立ち上がり、部屋を出るA
伊「ちょっと俺みてくるわ」
須「頼む」
流石に心配になって角から様子を覗く
Aは自分で持ってきたお茶をがぶ飲みしていた
「うぅ…」
やっぱり流石にあの量はえぐかったらしい
急いで部屋に戻る
伊「Aめっちゃ無理して笑顔で食べてくれてたんだけど！？」
ふ「伊沢があんなこと言うから！笑」
須「いやいや、それにしてもあのえぐいやつを我慢できるAやばいよ！？」
なんて騒いでいるとAが戻ってくる
「？どうしました？」
伊「ここ座って？」
「はい？」
さっきと同じところに座らせる
伊「申し訳ございませんでした！！！」
須「すみませんでしたーーーー！！！！」
「え？え？」
伊「さっきのは味を競って作ったチョコじゃなくて、硬さを競って作ったチョコなのよ笑」
伊「だから俺のガムみたいな変な味したでしょ笑」
須「俺のはめっちゃしょっぱかったでしょ？笑」
「…そーいうことか〜！笑よかったー笑」
そうやって笑うA
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作者名：向日葵 | 作成日時：2020年6月30日 0時
