4話 ページ5
you side
「はぁ…」
オフィスについたらしく、
今須貝さんが開けようとしてくれてる
田「緊張してる？笑」
「してますよ…もーほんと性格は和にぃとそっくり…」
田「あいつと一緒はやなんだけど笑」
ほんと田村さんは昔からこうだ
まぁなんだかんだ一緒についてきてくれるんだから
心配してくれるのはわかるけどさ
須「2人ともどーぞー」
「おじゃまします…」
田「おじゃましまーす」
須「はいはい〜」
スタスタと中に入ってく2人の背中に隠れて進む
前から知ってる声が聞こえてくる
伊「おーおつかれさまー」
田「久しぶり」
伊「田村も来たの？」
田「俺の紹介だし」
須「そーそー」
伊「で、連れてきた子は？」
田「あーこいつこいつ」
田村さんが急に前に押し出す
もっと優しく扱ってくれてもいいのに！
なんて思いながら前に目を向けると
大会で何度か見かけたあの人が目の前にいた
伊「あぁーーーー！！！！」
須「なになに！？」
？「伊沢うるさいってあれ？」
伊沢さんが叫んだと思えば黒縁メガネの人が顔を出す
この人も大会で見かけたことあるような…
名前が中々思い出せなくてもやもやする
伊「AAさんじゃん！」
「あ、はい。」
田「Aがひいてるから笑」
須「やっぱり有名人なんだな！笑」
「いや、違いますけども」
伊「まさかAさんがくるとは笑」
田「Aは和成の妹なんだよ」
伊「え！？そういやたしかに苗字一緒だわ笑」
和にぃもクイズを高校までやってたし、伊沢さんと知り合いなのか…なんてのんきに考える
今はもうやってないけど、クイズの楽しさを教えてくれたのは和にぃだ
「兄のことご存知でしたか…ややこしいので下の名前で呼んでくださると嬉しいです」
伊「わかった。とりあえずライターになってくれるんだよね？」
「私で良ければ」
伊「ありがとう！ふくらさん！いいよね？」
ふ「まぁAさんならいいんじゃない？」
ふくらさんか。
なんとなく思い出してきて、少しスッキリする
伊「うちの記事は読んだことある？」
「はい。何度か」
伊「ならよかった。とりあえず一本自分の好きな内容で記事書いて見てくれないかな？わからない事は助けるし。」
「わかりました。期限はいつまでですか？」
伊「あ、そっか。ふくらさん〜どう思う？」
ふ「えぇ〜俺に聞かれても…まぁはじめだし、1週間くらいでいいんじゃない？」
伊「わかった。それまでにできる？」
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作者名：向日葵 | 作成日時：2020年6月30日 0時
