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21話 ページ22

you side


ふ「あ、でも須貝さんとこうちゃんには連絡してあげて?」

ふ「そこまで運んだの須貝さんだし、こうちゃんずっと心配してたから笑」

「わかりました。すみません…」

伊「今日は授業は?」

「三限からなんで大丈夫です」

伊「じゃあシャワーだけ浴びて家一回帰りな?それで少し休んだ方がいいでしょ」

「ありがとうございます…」

伊「よし!それじゃあいってこい!笑」










家に帰ってベッドに倒れ込む

迷惑かけちゃって本当に申し訳ないと感じるのと同時に、自分の不甲斐なさで落ち込む

身体を起こし、ラインの画面を開く

こうちゃんからの通知がすごい…
相当心配してくれたんだなと申し訳なく思いながら
返事を返す


Aおはようございます。昨日はご心配をかけてしまったみたいですみません。
A私自身はなんともないので、大丈夫です。ご迷惑をおかけしました。


するとすぐ既読がつき、電話がかかってくる


こ「もしもし!?本当に大丈夫!?」

「おはようございます。大丈夫です。本当にご迷惑をおかけしてすみません…」

こ「よかった〜笑」

「すみません。」

こ「すみませんはいらない!ごめんね、疲れてるの気付かなくて。かみやんが、伝えてくれなかったら気付いてなかったと思う。」

「いやいや、私の自己管理の甘さからなので…」

こ「先輩なんだからもっと頼りなさい!笑」

「…はい」

こ「うんうん!みんなAの事大事に思ってるだけだから笑無理して欲しくないって思ってるよ笑」

「ありがとうございます…」


こうちゃんの優しい声で堪えていたものが溢れる


「皆の…役に、立ちたくて…失敗しないように頑張ってたから…泣」

こ「えええ!?泣かないで!?大丈夫だから!」


電話越しでも慌ててるのがわかる

早く泣き止まないとって思うのとは裏腹に涙が止まらなくなってしまう

期待に応えたくて、頑張ってきたけど、
逆に迷惑をかけてしまって悔しいし、情けない


こ「Aは頑張ってる!皆知ってるから!笑いつも助けてもらってるんだもん笑Aが助けてって言ったら皆助けてくれるから笑」

「はい…泣」

こ「うん!笑今日はゆっくり寝て、また元気な姿みせてね笑」

「はい…笑」

こ「それと!笑もう少し甘えていいから!笑」

「ありがとうございます笑」

こ「じゃあね笑」


やっぱりこうちゃんは
優しくて本当に頼りになる先輩です。

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作者名:向日葵 | 作成日時:2020年6月30日 0時

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