33話 ページ34
you side
「重っ…」
今日は待ちに待ったQuizKnockさんとのコラボ動画！
急いでオフィスに向かいたいのは山々なんだけど…
企画で使う用の野菜やら調味料やらいっぱい買ってきたから重くて大変なんだよね…苦笑
待ち合わせ時間に遅れてしたら困るし、
タクシーでも拾おうか悩んでいると
須「Aじゃん！」
声がする方に顔を向けると須貝さんが立っていた
「あ、須貝さん！こんにちは！」
須「コラボ前に会えちゃった笑今からオフィス向かうんでしょ？」
「はい笑今から行こうとしてて笑」
須「じゃあ一緒に行こう…ってその格好どうしたの笑」
私の大荷物を見て笑い出す須貝さん
どうやらこの格好がツボに入ったらしい…笑
須「バッグ…笑持ち方高校生かよ笑」
今の私は自分の手荷物を入れていたハンドバッグを
リュックのように背負い、両手に荷物を持っている
だって恥ずかしいけど野菜とかが想像以上に重くて、出来るだけ手を痛めない方法として少しでも分散させてみたのだ。
これでも頭を使ってみたのだから笑われるとは心外なんだけど…
なんて思いながらも、自分が同じ格好をしている人がいたら、間違いなくツボに入るから何も言わないでおいた。
「今日の企画で使うもの買ったら想像以上に量が多くてこうなったんです笑仕方ないんです！笑」
須「そういう時は俺ら呼べって笑男ばっかなんだし荷物持ちくらいするっつーの笑」
「コラボ相手に持たせたくないですし、クイズする貴重な手に持たせたくありません！笑怪我でもしたらどうするんですか！笑」
皆の早押しをみるの好きだし、それが私のせいで出来ないなんてなったら、土下座したまま土に埋まる！
須「でたQuizKnockオタク笑」
そう笑いながらも私の買い物袋を全て持っていく
「大丈夫ですから！ちゃんと持ってきます！」
須「俺も女の子にこんなに荷物持たせるの嫌なんです〜！それに！俺もAオタクなんだから推しに持たせたくないの！笑」
そうやって、いつものようにナイスガイスマイルを振りまいてくるんだからずるい
慣れていない女の子扱いに顔が少し熱くなる
「ありがとうございます…正直助かります。…でも！せめてこれだけは持たせてください！」
そう言って半分だけ荷物を獲る
全部須貝さんに任せるなんて言語道断！
須「はいはい笑それじゃあさっさとオフィス向かいますか笑」
「はい！」
2人で並んでオフィスに向かった
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作者名：向日葵 | 作成日時：2020年4月3日 0時
