19話 ページ20
ymmt side
「是非是非！笑笑」
なんて素直に喜んでくれるから少しにやける
こ「ずるい！俺もー！！笑」
「勿論です！笑」
山「でも1番は僕だから〜！Aこっち向いて〜！」
こうちゃんにだって譲らないもん。
僕が先に頑張ったんだから！
少しいつもの自撮りよりAに寄る。
せっかくなら近くで撮りたいし笑
山「うんうん！いい感じ〜！笑じゃあ連絡先も！笑」
「はい！」
そして連絡先を交換する。LINEの友達の中にAの文字がある事に少し口角が緩む
A？僕少し頑張ってもいい？
多分、今日でもっとAに惹かれちゃったから
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izw side
姿が見えなくなるまでAを見送って、来た道を戻る。
ずっと会いたかったAにせっかく会えたのに、
全然話せなかったのが悔しくて、無理にでも2人の時間が欲しくて、ついてきてしまった。
少し強引だったかなと今になって反省する。
でもあの時間は、俺にだけあの笑顔を見せてくれた。
嬉しそうに俺の方を見て話してくれた。
それがすごい嬉しかった。
隣でコロコロ表情を変えて、話すA
年下らしい可愛い仕草、急に見せる女性らしさ
動画で今まで何度も見ていたはずなのに、鮮明に頭に残っている
カッコつけて、これからはもっと色々話していいですか？なんて聞いた事を思い出す
我ながら恥ずかしい…
少し驚いた顔を見せた後に照れた顔で笑うAが見れたのだからよかったのかもしれない。
顔赤くなかったかな？いつもみたいに笑えてたかな？
なんて、今更色々不安になる
「うわ、俺Aの事ばっか考えすぎ…」
思わずぼそっと呟く
もしかして俺…
いや、今はこの気持ちに気付くべきじゃない。
憧れだった人に会えて、舞い上がってるだけだ。
大丈夫大丈夫…。
自分に言い聞かせながら帰り道を急いだ。
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kwkm side
家でぼーっとAの曲を聴く
今日は色々あったな…まさか本人と会えるなんてな笑
正直今でも夢だったんじゃないかって思うほど。
そんな事を考えていると、
スマホが震えて、通知が来た
LINEを開くとAの文字
急いでみると今日撮った写真と共に
『今日はありがとうございました！
新曲川上さんに喜んで貰えたと思うと
次へのやる気も湧きます！笑
きっといい曲作るんで、また聴いてください！』
なんてAのメッセージ
『うん、楽しみにしてる』
そう返してまたAの曲に耳を傾けた
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作者名：向日葵 | 作成日時：2020年4月3日 0時
